2月百貨店インバウンド動向|春節効果で売上高319億円と過去最高を記録
2月の「外国人観光客の売上高・来店動向」が報告された。日本百貨店協会のインバウンド推進委員会が93店舗を対象にまとめた調査だ。
免税総売上高は319億2000万円で過去最高を記録した。前年同月比は14.8%増。中国で1月1日に施行された「電子商務法」の影響を受けて、前月の1月は26カ月ぶりに前年を下回ったが、2月は春節効果でプラスに転じた。
2019年の春節は2月5日(火)で、春節休暇は2月4日から2月10日だった。ちなみに2020年の春節は1月25日(土)。休暇期間は1月24日から1月30日である。
一般物品は175億2000万円で0.4%増、消耗品(化粧品・食料品等)は144億円で39.0%増と大きく伸長した。
購買客数は42万5000人で8.1%増加。2013年2月から73カ月連続で伸長している。
1人当たりの購買単価は、7万5000円。前年同月比で6.2%アップした。ハイエンドブランドや美術・宝飾品などの高額商品の売上げが伸長したことがその要因である。外国人観光客の人気商品の順位は、1位が化粧品、2位がハイエンドブランド、3位食品、4位婦人服飾雑貨、5位美術・宝飾品。
免税手続きカウンターでの国別購買は、1位中国、2位韓国、3位台湾、4位香港、5位タイ、6位シンガポール、7位マレーシア。