日本惣菜協会news|2018年惣菜市場規模10兆2518億円2%増で9年連続伸長
一般社団法人日本惣菜協会(東京都千代田区、佐藤総一郎会長)が、中食・惣菜業界の国内市場をまとめた「2019年版惣菜白書」を発刊した。
惣菜の2018年の市場規模は、前年対比102.0%の10兆2518億円で、2009年から9年連続で伸長している。
業態別では、「CVS(コンビニエンスストア)」が3兆3074億1600万円(前年比102.4%)、「食料品スーパー」が2兆6824億1400万円(102.4%)、「総合スーパー」は9481億3700万円(102.9%)、「百貨店」が3596億3100万円(98.7%)、そして「専門店、他」は、2兆9542億4600万円(101.2%)。百貨店以外の業態は前年より伸長した。
市場構成比は、CVSが32.3%の0.2ポイント増、食料品スーパーは26.2%の0.1ポイント増と、シェアを拡大させた。総合スーパーは前年と変わらず9.2%だった。それ以外は市場シェアを下げた。
「惣菜白書」は、惣菜の市場動向、消費者動向、参考資料で構成する統計資料だ。2019年版は、2019年1月~2019年3月に、100社、6万7968店の小売店を調査した。
なお、惣菜協会による「惣菜の定義」は、「市販の弁当や惣菜など、家庭外で調理・加工された食品を
家庭や職場・学校・屋外などに持ち帰ってすぐに(調理加熱することなく)食べられる、日持ちのしない調理済食品」である。
事業所向け給食、および、調理冷凍食品やレトルト食品など比較的保存性の高い食品は含まれない。
大分類は、
⑴米飯類――おにぎり、寿司、弁当など
⑵調理麺――調理済み焼きそば、うどん、そば、スパゲティーなど
⑶調理パン――サンドイッチなど(※一般に常温売場で販売されている菓子パンは含まれない)
⑷一般惣菜――和・洋・中華の惣菜、煮物、焼物、炒め物、揚物、蒸し物、和え物、酢の物、サラダなど
⑸袋物惣菜――“容器包装後低温殺菌され、冷蔵にて1カ月程度の日持ちする調理済包装食品”ポテトサラダ等のサラダ、肉じゃが、鯖の味噌煮など