7月SC統計|既存店3.1%減で5カ月ぶりに前年割れ/長梅雨の影響厳しく

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、7月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存店売上高は5526億3616万円。前年同月比3.1%減と、5カ月ぶりに前年を下回った。

7月は寒暖差が激しく、梅雨明けが遅れて、気温の低い日が続いた。それにより、夏物衣料やビールなどの飲料品をはじめとした夏物商材の需要が低迷した。また、休日日数が前年より1日少なかったこともあり、全国的に厳しい結果となった。

立地別・構成別では、テナントは総合で2.4%減と不調。夏物商材の不振に加えて、青果の相場安の影響もあったキーテナントも6.2%減と苦戦した。

立地別・地域別の総合では、全9地域中8地域が前年を下回った。唯一増収したのは中国地方で0.3%増。しかし、前年7月が、西日本豪雨の影響を受けて11.3%減だったことを踏まえると、2年連続で厳しい結果といえる。

都市規模別・地域別の総合は大都市が3.0%減、その他の地域は3.3%減で、両者ともに前年を下回った。大都市は前年の豪雨の反動もあり、西日本地域では前年を上回る都市がいくつかみられたが、京都市から東に位置する都市は、3%以上下回る結果となった。その他の都市は、全国的にキーテナントが不調だった。

SC販売統計調査報告 2019年7月

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