7月外食産業統計|長梅雨と休日数減少で35カ月ぶりに0.5%マイナス

日本フードサービス協会によれば、7月の外食産業市場は長梅雨と休日数減少により、全体の売上げは99.5%と前年を下回った。

梅雨明けが前年より大幅に遅れ、天候不順と低温が続いたことに加え、日曜日が1日少ない影響により、ファミリーレストランを中心に客足が落ち込んだ。季節メニューの投入やメニュー価格の改訂等で客単価は上昇傾向にあるが、客数は減少している。

ファーストフードの全体売上高は101.4%と前年を上回った。
「洋風」は、客数、客単価ともにプラス、売上げは2.4%増。「和風」は客単価が上昇、1.6%増。「麺類」は、出店増と客単価上昇で2.6%増。「持ち帰り米飯・回転寿司」は1.1%減。「その他」は、「アイスクリーム」が梅雨寒で販売が伸びず3.3%減となった。

ファミリーレストランの全体売上高は95.6%と前年を下回った。
「洋風」は6.3%減、「和風」6.0%減と、前年を大きく下回った。「中華」は、店舗増などで0.5%増。

「焼き肉」も、長引いた梅雨が客数に影響し、売上げは99.5%と32カ月ぶりに前年を下回った。
飲酒業態も、長梅雨による日照不足と低温により、ビアガーデンを中心にマイナスの影響を受けた。店舗数減少の影響もあり、「パブ・ビアホール」は売上高97.7%、「居酒屋」は同98.8%となった。

ディナーレストランは長梅雨や休日数減などの影響はあったが、一部の高価格帯店の好調や、新店効果により、売上げは102.1%となった。
喫茶は季節のドリンクメニューが好調に推移し、客単価が上昇、売上げは103.7%となった。

調査対象企業数は192社。店舗数は227店減って3万5390店舗。

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