8月コンビニ統計|既存店3カ月ぶり増収/ファミマ0.9%増・セブン0.1%増
日本フランチャイズチェーン協会(東京都港区、渡辺裕明会長)によれば、コンビニエンスストアの8月の既存店売上高は9362億8700万円で、前年同月比0.8%増と、3カ月ぶりに伸長した。
客数は6カ月連続のマイナスで前年同月比2.5%減の14億5553万人、客単価は同643円と3.3%増加している。
店舗数は0.5%増加して5万5782店。その全店売上高は1兆34億6300万円で1.9%増と、2カ月ぶりのプラス。客数は15億3811万人で1.4%減少した。
調査対象は(株)セイコーマート、(株)セブン-イレブン・ジャパン、(株)ファミリーマート、(株)ポプラ、ミニストップ(株)、山崎製パン(株)デイリーヤマザキ事業統括本部、(株)ローソンの7社。
8月は全国的に月前半の平均気温が高かったことから、飲料、アイスクリームなどの夏物商材が好調に推移した。月後半は台風に備え食料品などのまとめ買い需要が発生し、客単価が伸びた。これにより全店・既存店ともに売上高が前年を上回った。調理麺、冷凍食品、デザートは引き続き好調で日配品は微増。
加工食品が3.0%減と振るわなかったが、サービス7.3%増、非食品4.2%増。
大手コンビニ3社の売上高はファミリーマートが0.9%増、セブン‐イレブンが0.1%増、ローソンは前年並み。客数はローソンが3.1%減、セブンイレブンが2.8%減、ファミリーマートが2.1%減と、各社前年割れが続く。