9月SC統計|既存SC売上高8.3%増/百貨店・GMSキーテナントSCが伸長

一般社団法人日本ショッピングセンター協会から、9月のショッピングセンター(SC)販売統計調査が発表された。

既存SC売上高は5337億1682万円。消費税増税前の駆け込み需要により前年同月比8.3%増と好調だった。

化粧品、家庭用品、貴金属などの高額商品を中心に売上げを伸ばした。前年よりも休日が1日少なかったことや、上旬に日本に上陸して東日本太平洋側を中心に大きな被害をもたらした台風15号などマイナス要素もあったが、比較的に好調なひと月だった。地域によっては、前年同月に台風や北海道胆振東部地震と自然災害が相次いだため、反動増となったところもあった。

「立地別・構成別」を見ると、テナント、キーテナントともにすべての立地で前年を上回り順調だった。とくに、駆け込み需要が顕著に見られた化粧品や貴金属といった高額商品を扱う百貨店や、家庭用品を幅広く揃えている総合スーパーのGMSがキーテナントとなっているSCの売上げが大幅に伸びた。

「立地別・地域別」では、すべての地域で前年を上回ったが、なかでも前年に地震の影響により▲11.6%であった北海道は反動増もあって20.1%と大幅にプラスとなった。同様に、前年に台風の影響で臨時休業したSCが多かった近畿も13.8%と反動増が見られた。

「都市規模別・地域別」の総合は大都市が8.3%増、その他の地域も8.3%増と好調。大都市では札幌市の21.0%増と神戸市の19.0%増をはじめ、13都市すべてが前年プラスとなった。

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