2月スーパーマーケット統計|既存店5.5%増と16カ月ぶり増収

スーパーマーケット販売統計2月度が発表された。一般社団法人日本スーパーマーケット協会(JSA)、オール日本スーパーマーケット協会(AJS)、一般社団法人全国スーパーマーケット協会(NSAJ)の会員企業270社の2月の販売動向だ。

総売上高は8718億5852万円で前年同月比6.9%増。既存店売上高は5.5%増で16カ月ぶりに前年を上回った。新型コロナウイルスによる内食需要の高まりが、押し上げ要因となった。

 

内訳は9割を占める食品が7908億1627万円の6.8%増、非食品は589億5853万円の11.2%増、その他が220億8320万円の0.8%増となった。

食品のうち、青果は1180億3429万円の2.4%増。備蓄として土物類の販売量は増加したが、相場安で売上げは伸び悩んだ。サラダ関連の野菜は動きも良く、なかでもトマトは相場高も追い風となり好調だった。果物類では、輸入果物のバナナやオレンジなどが好調だった。一方、国産柑橘類やイチゴ類は不調だった。

水産は745億1733万円の5.6%増。相場が低下傾向のマグロやカツオなどの刺身類が好調だった。また、春商材である海藻類やアサリ、ちらし寿司用商材の動きが良かった。

畜産は1035億3412万円の8.5%増。備蓄用として、冷凍肉や、味付き商品やハムやソーセージなどの加工肉が好調に推移した。

惣菜は911億1418万円の7.3%増。外食の代替需要として弁当類や天ぷら、フライ、高い気温によりサラダ類や冷惣菜が好調だった。

日配品は1712億0960万円で8.0%増。学校給食の代替需要として、麺類やパン類、冷凍食品が伸び、月末には買いだめ需要も発生した。メディアで健康報道のあった納豆やヨーグルトに特需が見られ、納豆は店頭欠品も発生したほどだった。高い気温で推移したことで、牛乳をはじめとする飲料類やアイスなどの動きもよかった。

一般食品は2324億0675万円で7.7%増。備蓄向きな商品、簡便商材が好調だった。カップ麺、パスタなどの乾麺類、シリアル、カレー・レトルト類、米類、ミネラルウォーターなどが好調となり、一部の食品は品薄、店頭欠品も起こった。

非食品は、マスクを中心にハンドソープ、除菌関連の衛生用品が品薄状態となった。誤情報により、ティッシュやトイレットペーパー、キッチンペーパーなどの紙製品に対しても買いだめ需要が発生した。

つまり2月は新型コロナウイルスによって異常な消費活動が発生し、商品需要も偏った。しかしながらスーパーマーケットにとっては16カ月ぶりに既存店の前年クリアとなった。

【2月度スーパーマーケット販売統計】
総売上高 8718億5852万円(構成比100.0%)
〈全店の前年同月比+6.9%、既存店+5.5%〉
食品合計 7908億1627万円(90.7%)+6.8%
生鮮3部門計 2960億8574万円(34.0%)+5.3%
青果 1180億3429万円(13.5%)+2.4%
水産 745億1733万円(8.5%)+5.6%
畜産 1035億3412万円(11.9%)+8.5%
惣菜 911億1418万円(10.5%)+7.3%
日配 1712億0960万円(19.6%)+8.0%
一般食品 2324億0675万円(26.7%)+7.7%
非食品 589億5953万円(6.8%)+11.2%
その他 220億8320万円(2.5%)+0.8%

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