3月訪日外客数統計|93%減の19.4万人/新型コロナウイルス影響で大幅減
日本政府観光局(JNTO)が、2020年3月の訪日外客数を発表した。
2020年3月の訪日外客数は19万4000人で、前年同月に比べて93.0%減少した。2019年3月の276万人を256万人以上下回り、6カ月連続で前年同月を下回った。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大により、多くの国において海外渡航制限や外出禁止などの措置が取られた。また、日本においても検疫強化や査証の無効化などの措置が取られた。それが理由だが、20市場全てで訪日外客数が前年同月を大幅に下回る要因となった。
市場別に見ると、訪日外客数の多い韓国、中国、台湾、香港などの東アジア市場が97.6%減と減少率が高く、東南アジア(86.3%減)、欧米豪(82.7%減)を大きく上回っている。
新型コロナウイルス感染症の拡大によって世界的に旅行需要が停滞している状況にあり、感染症の推移とともに今後の市場動向を注視していく必要がある。