Pontaニュース|Withコロナの食品・小売業界と食スタイルの実態調査

共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営する(株)ロイヤリティマーケティング(東京都渋谷区、長谷川剛社長:以下LM)は、コロナ禍での食品リテールの利用実態や料理、健康の意識の変化を聴取した「食品リテールに関する消費者意識調査」の結果を発表した。この調査は 10月27日~11月4日の期間、「Pontaリサーチ」会員を対象に実施された。

①業態別利用頻度について
1年前と比べた利用頻度の増減では、「スーパーマーケット」「ネットショッピング」「テイクアウト/持ち帰り」の利用頻度が高まった人が多い。外出自粛などで、自宅での食事機会が続いたことで自炊が習慣化していると考えられ、スーパーやネットショッピングの需要は継続していくと予測される。一方で「店内飲食」では、利用が減った人が47%と、まだ回復の兆しは見られていない。

業態別利用頻度の増減(対1年前比較)

②食を通した健康や素材への関心について
食事に関する変化を聴取したところ、全体的に1年前と比べて「栄養を意識」「素材の安全性」「旬のもの」など、食材への関心が高まっていた。これらの項目を性年代別で見ると、特に60代以上女性の関心が高くなっている。自炊生活が続いていることで、食を通した健康や素材への関心など食意識が高まっていると考えられる。

食事に関する変化(対1年前比較)

性年代別の食事に関する変化(対1年前比較)

③料理に関する変化について
料理をしている人に料理に関する変化を聴取したところ、20~40代女性では「献立を考えるのが面倒になった」「何をつくっていいかよくわからなくなった」といった回答が高くなっており、自炊生活に苦労している様子がうかがえる。また 20~40代女性において、食事に関する変化を見ると、「市販の冷凍食品を使うことが増えた」「市販の加工食品を使うことが増えた」「でき合いのものはそのまま食べている」といった回答が高くなっている。今後も自炊生活が続いた場合、料理に対する負担感を軽減する食品のニーズは高まるのではないかと予測できる。

性年代別の料理に関する変化

性年代別の食事に関する変化

■調査概要
調査方法/インターネット調査
調査期間/2021年10月27日~11月4日
パネル/「Pontaリサーチ」会員(Ponta会員で「Pontaリサーチ」の会員登録をしている人)
調査対象/国内在住20~60代の人
有効回答数/5000人

*本記事は “「ロイヤリティ マーケティング」調べ”に基づいて作成している。

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