日生協news|お米についての調査/1日に1回お米を食べている人は95.2%

日本生活協同組合連合会(略称:日本生協連、東京都渋谷区、土屋敏夫代表理事会長)は2023年9月26日~10月1日の期間で実施された「お米についてのアンケート」の調査結果をまとめた。

令和4年産米から相場価格が反発・上昇に転じ、値上げが継続している。日本生協連では主食の位置付けかつ、1点単価が高額となりがちなお米の利用実態を把握し、生産者と産地の取り組みや応援に役立てることを目的に、全国の組合員を対象に2021年度・2022年度に続き第3回目のWEBアンケートを実施した。

■お米を食べる頻度についての質問
1日に2回程度と回答した割合が50.8%で最多だった。続いて、1日に1回程度(27.0%)、1日に3回以上(17.4%)という結果となり、全体の95.2%は1日に最低1回はお米を食べていることが分かった。また、パンや麺ではなくお米を選ぶ理由の、1位は「米を食べるのが習慣になっているから」(61.6%)で、2位は「米が好き、おいしいから」(60.3%)で、前年度よりも回答数が増加した。さらに、「米は安い、経済的だから」と回答した人は前年度の20.8%から17.5%に下落し、お米の相場上昇の影響が如実に表れる結果となった。全体的に価格を重視してお米を選ぶ人は減少したが、人々がお米を食べる頻度に変化はなかった。

■お米を買うときに重視することについての質問
お米を買う時に重視することのトップ3は「銘柄」(49.1%)、「産地」(41.2%)、「味の好み」(38.0%)で前年度と同様だった。年代別に見たところ、20代・30代の1位は「価格が安い」(20代:45.8%、30代:46.4%)となり、若い年代ほど価格を重視する傾向があることが判明した。ただし、若い年代でも「銘柄」「味の好み」の重要度は高く、全体の傾向と同様の結果となった。前年度の結果と比較したところ、全年代で「無洗米である」と回答した割合は27.3%から30.1%に増加しており、洗米に対する手間を省きたいと考える人がやや増えたことが予想される。

■販売価格を抑えたお米についての質問
産地と品種を特定しない代わりに、販売価格を抑えたお米について、このようなものであってほしいと思うものを尋ねたところ、前年度と同様に「商品の袋に、使用されるお米の生産地・品種を書いてほしい」(44.1%)、「宅配誌面や売り場に、使用されるお米の生産地・品種を書いてほしい」(35.2%)、「生産地や製造過程の管理は品質を落とさず実施してほしい」(31.4%)という回答がトップ3だった。前年度の結果と比較すると全体的に減少傾向にあるなか、「できるだけ安くしてほしい」と回答した割合が2.6%増加という結果になった。

■お米についてのアンケート 概要
調査方法/インターネット
調査対象/組合員モニター
有効回答数/3154サンプル
実施期間/2023年9月26日~10月1日

関連カテゴリー

統計 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧