2月百貨店統計|売上高4329億円/既存店14.0%増で24カ月連プラス

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、村田善郎会長)が2024年2月の「全国百貨店売上概況」を発表した。調査対象は、71社177店。

2月の売上高は4329億2205万円で既存店前年同月比14.0%増で、前月より6.9ポイント上昇し、24カ月連続プラスとなった。2019年比でも6.3%増と、コロナ前の実績を上回っている。

春節商戦で活況なインバウンドと高付加価値商材が牽引し、気温上昇による春物商材も好調だった。各社が企画したバレンタイン催事や物産展も好評で、閏年による営業日数増などプラス要因が重なり、入店客数も7.2%増と伸長した。

顧客別では、円安と春節休暇がインバウンドを押し上げて171.5%増の469億円と、調査開始以来、過去2番目に高い数値を更新した。2019年比でも47.5%増と8カ月連続でコロナ前の実績を上回っている。

地区別では、インバウンド効果と高額商材が好調な都市が9地区で前年実績を超え、18.1%と高伸した。

商品別では、身のまわり品、雑貨、衣料品、食料品の4品目で前年をクリアし、コロナ前の実績も超えた。ラグジュアリーブランドなど高額の高額品や化粧品は、国内外ともに引き続き好調で、衣料品は、オケージョン需要、天候与件などから特に婦人服・洋品などの春物衣料が伸長した。コロナ5類移行後、初のバレンタイン商戦は、多様な商品展開や店頭イートインなどが盛況だった。

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