5月労働力調査|就業者数6766万人/卸・小売業の就業者は前年より16万人増
総務省統計局が2024年5月の「労働力調査」を発表した。就業者数は6766万人で、前年同月に比べて21万人増加した。22カ月連続の増加となった。
正規の職員・従業員数は3675万人で、前年同月に比べて20万人増加した。一方で、非正規の職員・従業員数は2070万人で、前年同月より4万人減少した。9カ月ぶりの減少となった
「卸売業,小売業」の就業者数は1040万人と、どの産業よりも従事している人数が多い。
就業者が大きく増加した主な産業は「卸売業,小売業」の16万人、「教育,学習支援業」の15万人、「宿泊業,飲食サービス業」の13万人など。今月は就業者数が減少した産業なかった。
就業率は61.5%で、前年同月に比べ0.3ポイント上昇した。15~64歳の就業率は79.0%で0.2ポイント上昇している。
完全失業者数は193万人で、前年同月に比べて5万人増加した。2カ月連続で増加した。完全失業率(季節調整値)は2.6%で、前月と変わらず。求職理由を前年同月と比べると、「勤め先や事業の都合による離職」で2万人減少した一方で、「自発的な離職(自己都合)」が5万人、「新たに求職」が3万人増加した。