8月百貨店インバウンド動向|免税売上高441億円4.7%減、6カ月連続マイナス

(一社)日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)のインバウンド推進委員会が、2025年8月の外国人観光客の「免税売上高・来店動向」を発表した。調査対象はインバウンド推進委員店の87店舗。

8月の免税総売上高は、約441億7000万円で前年同月比4.7%減。6カ月連続のマイナスとなったものの、為替相場が前年並みに推移し、前年4月からの円安による高伸反動影響が落ち着いたことから、マイナス幅は先月より31.6ポイント回復した。

内訳は一般物品売上高が約360億2000万円(8.7%減)、消耗品売上高(化粧品、食料品等)が約81億5000万円(18.5%増)。円高傾向の定着によって高額品の購買減少が続く。一人当たりの購買単価も約8万9000円で12.4%減。

一方で、購買客数は約49万4000人で8.9%増で、8月としては過去最高を記録。とくに中国、台湾からの購買客数は二桁増だった。

 

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