3月総合スーパー統計|春需動かず?全部門昨対割れで、既存店マイナス1.8%
「チェーンストア販売統計3月度速報」が日本チェーンストア協会から発表された。加盟企業の多くは総合スーパー業態を運営する企業が占めているので、商人舎ではこの統計を総合スーパーの動向として読み取っている。
3月の総販売額は1兆0520億7706万円。既存店売上高は、前年同月比▲1.8%。ただし、2月が▲3.3%だったので、1.5ポイントの改善といえる。
食料品は、農産、畜産、水産が前年に届かず▲2.4%。唯一プラスとなった惣菜は、温野菜(揚げ物、中華、スナック類、焼き物など)、要冷惣菜、弁当・寿司の動きが良かった。
衣料品は、気温低下の影響で紳士、婦人ともに春物商材が伸び悩み、▲1.1%。
住関連は、家電製品をはじめすべてのカテゴリーで前年を下回り、マイナス幅も大きく▲4.3%。
3月は、春休み需要、新生活需要、春物需要があったにもかかわらず、すべての商品部門において振るわない結果となった。
部門別の売上高、売上構成比、対前年比(店舗調整後)の数値は下記のとおり。
食料品 6850億5527万円(65.1%) ▲2.4%
・農産品 978億3412万円(9.3%) ▲1.1%
・畜産品 775億1990万円(7.4%) ▲1.5%
・水産品 633億6362万円(6.0%) ▲3.0%
・惣 菜 823億4357万円(7.8%) +0.1%
・その他食品 3639億9406万円(34.6%) ▲1.5%
衣料品 937億5723万円(8.9%) ▲1.1%
・紳士衣料 169億5177万円(1.6%) ▲1.4%
・婦人衣料 289億0577万円(2.7%) ▲2.4%
・その他の衣料・洋品 478億9969円(4.6%) ▲0.2%
住関品 2049億3295万円(19.5%) ▲4.3%
・日用雑貨品 826億4279万円(7.9%) ▲3.6%
・医薬・化粧品 328億4140万円(3.1%) ▲7.8%
・家具・インテリア 498億5594万円(4.7%) ▲0.6%
・家電製品 100億4805万円(1.0%) ▲8.2%
・その他商品 295億4477万円(2.8%) ▲6.6%
サービス 28億5893万円(0.3%) ▲7.5%
その他 654億7268万円(6.2%) +1.6%
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