ライフnews|ライフ大口店(神奈川県・2層747坪)刷新/食強化でドンキ対策

(株)ライフコーポレーション(東京都台東区、岩崎高治社長兼COO)は11月23日(金)、「ライフ大口店」を改装オープンする。店舗は地下1階・地上3階建てで、売場は1階が食品フロア、2階が衣料品のフロアだ。また2階にはイートーンスペースを設け、スギ薬局やマルミヤクリーニングのテナントも入る。売場面積は747坪。

同店はJR横浜線「大口」駅から徒歩5分に立地する。このライフの道路を挟んだ目の前に、ピアゴ大口店を改装して、ユニーとドンキのダブルネーム1号店「MEGAドン・キホーテUNY大口店」が2018年2月23日にオープンした。その影響をまともに受けたであろう同店は、改装が急がれていた。

改装に当たっては、2階に衣料品売場とレストスペースを新規導入し、そのうえで、ライフが持つ食のマーチャンダイジング力を1階フロアで全面的に展開する。

農産部門では花卉コーナーを拡げる。地元・近郊で収穫した野菜を取り扱う「ひだまりの郷」コーナーを新規導入するほか、カットサラダ・カットフルーツの品揃えを強化する。

水産部門では、対面ばら売りコーナーを設けるほか、生ネタを使用したにぎり・海鮮丼を提供する魚屋の寿司「うを鮨」や店内で調理した焼き魚・フライを提供する「フィッシュデリ」コーナーを新たに導入する。

畜産部門では、ローフトビーフなどの生食コーナーや希少な国産牛ホルモンを扱う「ホルモン横丁」を新規導入する。また、簡便ニーズに応えて冷凍商品売場を拡大する。

惣菜部門では、店内で焼き上げたお好み焼きやだし巻き玉子を提供する「鉄板焼きコーナー」、おかずを小さな紙皿で提供する「おかずバイキングコーナー」、ホットメニューの「スープ・カレーバー」を設けるほか、生食商材を使用した寿司・弁当・サラダを展開していく。

インストアベーカリー「小麦の郷」は1階の入口付近に配置し、専用窯で焼き上げるピッツァやサンドイッチなどのランチ用メニューを品揃えする。

目的買いの酒売場は、2階に設置することで1階のスペースを確保し、冷凍食品売場を拡げるなど、簡便即食ニーズに対応した食品売場に改編している。もちろんついで買いの日用雑貨やペットフード、文具といった必需の生活関連商品は1階に配置している。

2階の衣料品売場では、肌着や靴下などの実用衣料から婦人・紳士アウトウェアまで日常普段着に特化して展開する。

【結城義晴の述懐】私はこの店の商圏内に居住している。MEGAドン・キホーテUNY大口店が改造オープンして、ライフがどうするか注目していた。MEGAドンキUNYはディスカウント型だから、ライフはクォリティ&サービス型をさらに強調する。そんな競争構図となる。

近隣にはいなげやが撤退してオーケーが出店していて、全体にディスカウント基調が強い。だからライフはクォリティ&サービスタイプといっても、強力なディスカウントを仕掛けてくるに違いない。ドンキは案外、「安くない」側面も持っているし、食品に関しては絞り込み型だから、丹念にそれを調査して、アメリカの競争のように「価格比較告知」などしても面白いなどと、無責任にも考えていた。ライフがクォリティ&サービス&ディスカウントを完成させれば、それはそれでライフの新しい強みが出ると思うが。

■ライフ大口(おおぐち)店 概要
所在地/神奈川県横浜市神奈川区神之木町7-5
建物構造/鉄骨造 地下1階 地上3階建て
売場/1階:ライフ、2階:ライフ・スギ薬局・マルミヤクリーニング
売場面積/2466㎡(747坪)
店長/守屋 隆史(もりや たかし)
従業員数/107人(社員17人、パートナー90人)
営業時間/9:00~24:00
改装オープン日/2018年11月23日(金)

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