イオンリテールnews|3/13「イオンスタイル戸塚」改装開業/「レジゴー」導入
イオンリテール(株)(千葉県千葉市、井出武美社長)は3月13日(金)、横浜市戸塚区に「イオンスタイル戸塚」をグランドオープンする。
同店は1972年に「ダイエー戸塚店」としてオープンした。2016年3月に、(株)ダイエーからイオンリテールに運営が承継され、「イオン戸塚店」となったが、45年間にわたってこの地で営業を続けてきた。
その後、建て替えのため2018年1月31日をもって一時休業していたが今回、「地域の皆さまがいつでも立ち寄りたくなる店舗」をコンセプトとして掲げ、建物・商品・サービスのすべてを刷新する。
■イオンスタイル戸塚店 イメージ
2km商圏には、約4.9万世帯11.2万人が居住する。JR戸塚駅から同店周辺まではマンション開発が進められていることから、今後も30~40代ファミリー層の増加が見込まれる。また、このエリアは共働き世帯が全国平均よりも多い。
さらに、店舗500m圏内には、多くの従業員を抱える工場や社宅が立地するが、飲食店やコンビニエンスストアが少ないため、ランチや惣菜の需要が高い。
こうした需要に応えるため、リニューアルでは惣菜売場の面積を旧店の2倍に拡大する。惣菜、焼きたてパンなど店内で購入した商品をはじめ、ステーキや海鮮丼などを喫食できるコーナー「ここdeデリ」には約80席を用意した。
「ここdeデリ」は同社が提案する「第4の食」のスタイルとして、従来の「内食」「中食」「外食」に次ぐものだ。売場で提供している商品やメニューを「イオン」で食べて帰るというスタイル。
■2倍の広さになった惣菜売場
直営ステーキショップ「ガブリングステーキ」では、イオンの自社牧場で肥育された「トップバリュ グリーンアイ ナチュラル タスマニアビーフ」を使用したステーキや、三元豚をコレステロールゼロの油で調理した、こだわりの「とんかつ定食」を提供する。また、同店で初めてエビフライ、ヒレカツを導入する。
ふわふわ生地のピッツアを店内の石窯で焼き上げて提供する直営ピッツアショップ「ピッツアソリデラ」では、マシュマロ、チョコレート、ミックスベリーなどのデザートピッツアも初めて販売する。
できたての海鮮丼や握りたてのお寿司を提供する魚屋さんの海鮮丼ショップ「魚魚彩(ととさい)」では、戸塚オリジナルメニューとして「天然ヒラメの漬け丼」が登場する。
神奈川県内の生産者の協力を得て、採れたての新鮮野菜やおなじみの逸品など、神奈川県の地物を強化した。
青果部門では、横浜市内の10人の生産者が毎日、トマトやかぶ、小松菜などの新鮮野菜を直接店舗に届ける。また、品種を厳選したミニトマトやトマトは旬の産地から取り寄せ、常時15種類用意する。
脂肪の質を高め、じっくり熟成させた神奈川県産の銘柄豚肉「やまゆりポーク」は、厳格な生産管理のもと、大麦を豊富に含んだ専用の配合飼料で育てている。
戸塚に本社を置く創業70年の老舗焼菓子メーカー「宝製菓」のお菓子も揃える。
アメリカのスーパーマーケットで主流のトレンド「ローカル」(地産地消)を神奈川県、横浜市で展開する。
設備面では、レジに並ばない決済「レジゴー」を神奈川県のイオン店舗で初めて導入する。貸出スマホを使用し、顧客自身が商品をスキャンした後、店内設置の専用端末機で支払いをする仕組みだ。これで “レジに並ばない” “レジ待ち時間なし” が可能になる。開始は2020年3月下旬の予定。
■レジに並ばない「レジゴー」
また、毎日の美と健康づくりをサポートする「ビューティ&ヘルスケア」、全国の処方せんを受け付ける「イオン薬局」、イオンの4つのECサイトで注文した商品の「店舗受取りサービス」、「イオンネットスーパー」(5月中旬開始)、宅配サービス「イオンの即日便」(4月上旬開始)など、さまざまなサービスも用意している。
専門店として、美容室、歯科クリニック、フィットネススタジオ、カフェ、クリーニング店、鍼灸・接骨院などを誘致し、ワンストップショッピングの利便性を提供する。
■イオンスタイル戸塚
所在地/神奈川県横浜市戸塚区吉田町884
敷地面積/約1万350㎡(3136坪)
売場面積/直営約4230㎡(1309坪) 専門店約1080㎡(327坪)
駐車台数/261台
駐輪台数/195台
営業時間/直営1階:9時~22時、2階:9時~21時 イオン薬局:10時~19時、専門店:店舗により異なる。
休業日/年中無休