イオンモールnews|「イオンモール高崎」増床刷新して4/27オープン

イオンモール(株)(千葉市美浜区、岩村康次社長)は、群馬県高崎市で運営する「イオンモール高崎」を4月27日(月)に増床して改装オープンする。

平面駐車場として利用していた建物の東側に増床棟を新設する。「ミライを紡ぐ次世代モールへ」をコンセプトに、全体の約50%をリニューアルする。


〈イオンモール高崎のイメージ:囲み部分が増床棟〉

既存棟から増床棟につながる1階部分では、グローバルファッションゾーンを展開する。スウェーデン発のファストファッション「H&M」が約727坪の広さで県初内出店するほか、既存棟1階にはスペイン発の「ZARA」、アメリカ発の「GAP」が出店する。

増床棟1階には上質な商品を提供し、エステサービスを行うサロン型ショップ「POLA THE BEAUTY(ポーラ ザ ビューティ)」が登場する。既存棟には、日本最大級のコスメ総合サイトを運営する「@cosme store(アット コスメ ストア)」の直営店が県内初出店する。

増床棟2階フロアはライフスタイル&ホビーゾーン。着心地の良いウエアをはじめ、素材にこだわった食品、ステーショナリー、インテリアなど、暮らしまわりの約7000品目を展開する「無印良品」と、専門書から児童書まで、幅広い品揃えで定評のある「未来屋書店」が隣接して出店する。2店舗共通の内装を施して約1273坪の広さでモダンな空間を演出する。

増床棟3階フロアはヘルス&デジタルゾーンである。野球やサッカーなどの競技用品からアウトドア用品まで県内最大級の品揃えを実現するスポーツ専門店「スポーツオーソリティ」が約849坪の広さで出店する。またスニーカーを中心にスポーツライフスタイルを提案するセレクトショップ「CORNERS(コーナーズ)」が県内初出店する。

さらに、大型家電やデジタル製品、スマートフォンなどを手頃価格で提供する「コジマ×ビックカメラ」のほか、世界有数の調理器具・家電メーカー「Tfal store(ティファール ストア)」が県内初出店する。

1階レストラン街は増床棟まで面積を拡大し、ハワイアンレストランや焼き肉店、ビュッフェなど新たに6店舗を導入し、和洋中合わせて19店舗を出店する。

A5クラスの松阪牛をはじめ、良質な肉を40年以上にわたって提供し続ける老舗焼き肉専門店「焼き肉ダイニング やまと」が県内初出店する。また、地元の人気カフェがハワイアンパンケーキやロコモコなどを提供する新業態「Kauai Diner(カウアイ ダイナー」が登場する。

そのほか、串揚げ専門店「串家物語」や和洋中の総合ビュッフェレストラン「PRECIOUS BUFFET(プレシャス ビュッフェ)」が出店する。

核店舗の「イオンスタイル高崎」は2006年10月に「高崎サティ」として開店した。“家族みんなの「紡ぐ」がココにある” をコンセプトにした改装のポイントは4つ。

第1は手作り・ライブ感・出来立てをその場で楽しむ「ここ de デリ」を開設する。北関東では初出店となるイオンのステーキショップ「ガブリングステーキ」がオープンする。ステーキやハンバーグのほか、三元豚を使用したロースカツ丼やロースかつ定食を提供する。また、ローストビーフや総菜・サラダなどを対面販売する「リワードキッチン」も新規導入する。

第2は地元野菜、地元銘店など “じもの” を集めたコーナーを新たに新設する。いままで何カ所かで販売していた野菜や銘品など地元の品々を一同に集めて展開する。群馬県各地で収穫された野菜をはじめ、銘店では赤飯まんじゅうの高崎「六郎」、本宿どうなつの富岡「菓子処 古月堂」、ホルモンのもつ煮が人気の渋川のうどん食堂「雷亭」など、群馬県のおいしい “食” を約250品目集めた。

第3は毎日の食を豊かに彩る農産品・水産品・畜産品をさらに充実させる。農産部門では地元の農家が大切に育てた「生しいたけ」など品質と鮮度にこだわった野菜や果物を提供する。水産部門では “即食” 対応できる「焼魚」や「魚屋の鮨」を充実させ、畜産部門では地元銘柄である上州牛、上州麦豚を集めた「上州コーナー」を新設する。

第4はスポーツ需要や健康志向対策としてスポージアムを充実させる。スポージアムは “健康” と “美” をキーワードにしたウエルネススポーツ専門の売場。「気軽にからだを動かしたい」「いつまでも健康で美しくありたい」というニーズに応えるため、スポーツアパレル、アウトドア用品、服飾・雑貨品などの品揃えを充実させる。

【結城義晴の述懐】アメリカのショッピングセンターは20世紀とは様変わりした。近隣型で小型のネイバーフッドショッピングセンターは依然として大いに機能を果たす。スーパーマーケットとダラーストアを核店にして、日常使いとしては必須の商業集積である。コロナウィルス感染拡大中でも、人々の生活を支える。イオンではイオンタウンがこのタイプである。

中型のコミュニティショッピングセンターは、アメリカではパワーセンターに変容している。ウォルマートやターゲット、コストコを核店として、これもコロナ禍で大活躍。

一方、大型のリージョナルショッピングセンターは惨憺たる状況だ。コロナ感染の拡大の中で、営業休止しているし、それがなくとも核店のシアーズは倒産し、JCペニーも低迷している。日本のイオンモールはこのリージョナル型に属することになる。

ただしリージョナルショッピングセンターのスケールアップした超大型スーパーリージョナルショッピングセンターは好調を維持している。このイオンモール高崎のリニューアルは「スーパーリージョナルショッピングセンター化」である。アメリカの状況と比べても意義ある改装と評価できよう。

■イオンモール高崎
所在地/群馬県高崎市棟高町1400
責任者/イオンモール高崎 ゼネラルマネージャー 頼岡成司
イオンスタイル高崎 店長 森野陽光
敷地面積/約14万2000㎡ (4万3030坪) (増床棟+約2万1000㎡:6364坪)
延床面積/約13万4000㎡(4万606坪)(増床棟+約3万5000㎡:1万0606坪)
総賃貸面積/約7万6000㎡(2万3030坪)(増床棟+約1万7000㎡:5152坪)
専門店数/約210店舗(増床棟+約40店舗)
駐車台数/約4000台(+約300台)
リニューアル開店日/2020年4月27日(月)
営業時間/専門店 10:00~21:00
イオンスタイル高崎1F 8:00~23:00
2F・3F(食品以外) 9:00~22:00
レストラン 11:00~22:00
シネマ 99 9:00~23:00
休業日/年中無休
従業員数/約2600名(内、イオンスタイル高崎 約450名)

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