ユニーnews｜個店経営導入の｢PIAGOプラス妙興寺店｣6/27改装開業

ユニー(株)(愛知県稲沢市、関口憲司社長)は愛知県一宮市で運営する「ピアゴ妙興寺店」を全面改装し、6月27日(土)、｢PIAGO(ピアゴ)プラス妙興寺店」としてリニューアルオープンする。

「PIAGOプラス妙興寺店」は5月に発表したユニーの新戦略「Newアピタ・ピアゴ構想」に基づいたリニューアル第1号店だ。この構想は今年で設立50周年を迎えるユニーが、次の50年へ向けて成長し続けるため、総合スーパー「アピタ｣・食品スーパー「ピアゴ」をリブランディングするというものだ。今後、複数の既存店をリニューアルし、効果検証を行っていく。

「PIAGOプラス」という名称には、食品スーパーマーケット「ピアゴ」をベースとしながら、地域のお客の声に店舗スタッフのさまざまなアイデアがプラスされることで、店舗が進化し続けていくという想いが込められている。

同店では、商品仕入れ・価格設定・陳列・販売に至るまで、店舗スタッフがあらゆる自由裁量権を持つ「権限委譲」システムに基づいた「個店経営」を導入する。

「すべては顧客の『楽しさ』につながる」というストアコンセプトの下、店舗スタッフのアイデアを活かした「コト軸」による商品提案を行う。そして、ユニーの強みである「良品質」商品を、求めやすい価格で提供することで、地域のお客から最も支持される店舗を目指す。

「PIAGOプラス妙興寺店」は、1階の食料品専門店「PIAGOプラス｣、2階の衣料品専門店「アピタクロージング｣、3階の医薬品・家電・雑貨専門店「デイリードラッグ」で構成される。

1階の「PIAGOプラス」は、品質・鮮度にこだわった生鮮4品（青果・鮮魚・精肉・惣菜）の品揃えをさらに充実させるとともに、お客から要望の多かった冷凍食品・アイスクリーム・ドリンク・酒・菓子の品揃えを2割から5割増やす。

毎週金曜日に実施していた5％割引デーを廃止し、毎日お買い得感を感じられる価格設定に変更する。つまりエブリデーロープライスである。また、当日の目玉商品を各コーナーで展開するなど、｢毎日行きたくなる店舗」を目指す。

2階の「アピタクロージング」では、30代～40代の女性に人気のナショナルブランドの衣料品やインポートバッグ、ブランドスニーカーを充実させるとともに、手ごろな価格で人気のコスメやアクセサリーなどを新たに展開する。

また、レディースインナーウェアやメンズウェアの品揃えを充実させることで、地域のお客のニーズに対応する。

3階の「デイリードラッグ」では、健康・美容に関する悩みや毎日の生活で生じるさまざまな不満などを解決し、医薬品・家電・雑貨の上手な組み合わせや使い方を提案する「ソリューション型ドラッグストア」の創造に挑戦する。

さらに、日用消耗品・化粧品の品揃えを充実させるとともに地域最安値を目指す。

【結城義晴の述懐】
ドン・キホーテ式マネジメントによるピアゴのリブランディング案件である。面白い。ユニーは食品スーパーマーケットと表明しているが、この店のフロア構成は総合スーパーである。総合スーパーであるからこそ、ドンキマネジメントを活かすことができるし、ドンキのマーチャンダイジングをの強みも活用することができるのである。MEGAドン・キホーテUNYのダブルネーム転換よりもむしろ、総合スーパー業態の蘇生という意味では、研究価値のある店舗リニューアルである。

■PIAGOプラス妙興寺店
所在地／愛知県一宮市大和町妙興寺字白山西3-2
建物構造／地上5階建（直営営業施設は 1・2・3階部分）
売場面積(直営部分)／5573㎡(1689坪)
営業時間／9時～23時
駐車台数／676台
駐輪台数8／5台
アクセス／公共交通機関　名古屋鉄道名古屋本線「妙興寺駅」 徒歩約1分
車　名神高速道路「一宮IC」から約10分
商品構成／食品、生鮮（青果・鮮魚・精肉・惣菜）、酒、日用消耗品、家庭雑貨品、衣料品、化粧品、文具、家電製品(調理家電・理美容家電)、ペット用品、医薬品、介護用品、他