イオンリテールnews|本格「スマートストア」イオンスタイル川口5/28開設
イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は5月28日(金)、同日開業する「イオンタウン川口」の核店舗として「イオンスタイル川口」をグランドオープンする。
同店は、1984年4月「川口グリーンシティ」の核店舗「ジャスコ川口店」としてオープンし、その後「イオン川口店」として、約34年間営業してきた。2018年8月の一時休業を経て、今回、建物や設備を刷新し、DXを駆使した初の本格的な「スマートストア」としてオープンする。
同店は、京浜東北線や武蔵野線など複数のJR線や埼玉高速鉄道に囲まれた人口密集地に位置し、東京外環自動車道や国道122号に隣接している。また、荒川を隔てて東京都に接していることから利便性も高く、子育てファミリーが多く居住しており、今後も人口増加が期待できるエリアだ。
「イオンスタイル川口」の特長は4点ある。
第1はDXを駆使した“初”の本格スマートストアであること。
2020年10月から開始した「イオンスタイル有明」での実証実験を経て、初の本格的なスマートストアとして開業する。陳列棚を通じて商品情報や販促を動画配信する「シェルフサイネージ」、AIカメラを使った会計時の年齢認証と在館人数の把握、デジタル機器を活用した「大型モニターでの店内調理ライブ配信」など、今までにない快適な買物環境と効率的な店舗オペレーションを推進する。
①「シェルフサイネージ」の導入。
商品と連動した販促をする「シェルフサイネージ」を埼玉県内で初めて導入する。商品情報が表示されるほか、コンテンツ内の2次元バーコードを読み取れば商品やレシピ紹介のサイトへ移動することができる。
〈シェルフサイネージ〉
②AIカメラを活用した会計時の年齢認証と在館人数の把握。
店内に設置したAIカメラを活用し、より良い買物環境の提供を目指す。一例として、酒類の会計時に顧客の年齢をAI分析で推定し、未成年者の可能性がある場合はレジに設置した端末にアラートが表示される。そして酒類の販売に対して確実な声かけをする仕組み、売場の滞在人数を計測し、混雑前に状況を把握してレジ応援や入店制限をするほか、接客が必要な顧客の自動検知による買物支援などを実施できるようにする。
〈AIカメラ〉
③大型モニターでのライブ配信。
鮮魚売場の店内加工場にカメラを設置し、調理の様子を売場の大型モニターでライブ配信する。非対面や非接触でも体験できる買物の楽しさを提供する。
〈大型モニター〉
④高まるネットスーパー需要への対応。
これまで「イオン川口前川店」が担当していた「イオンネットスーパー」の配送エリアの一部を「イオンスタイル川口」が担うことで、より多くの顧客の注文に応えることが可能になる。また、対象の一部のエリアでは、「イオンスタイル川口」と「イオン川口前川店」のどちらからも選択できる。
扱う商品は、野菜や肉、刺身などをはじめとする生鮮品や冷凍食品、トイレットペーパーや紙おむつなど生活必需品を約3万点揃える。また、店舗で開催している期間限定の県産フェアや季節に合わせたフェアの商品なども取り扱う。
⑤店舗受け取りサービス「ピックアップ!」。
「ピックアップ!」は、「イオンネットスーパー」で注文した商品を店舗で無料で受け取れるサービス。
車に乗ったまま受け取れる「ドライブピックアップ!」、完全非対面・非接触で受け取れる「ロッカーピックアップ!」、店内の買物と併用するのに便利な「カウンターピックアップ!」の3つの受け取り方法を用意する。
⑥「どこでもレジ レジゴー」の展開。
食品売場では、セミセルフレジに加え、店舗の貸出用スマホで顧客自身が買物しながらスキャンし、専用レジで支払いをする「どこでもレジ レジゴー」を展開する。「レジ待ち時間なし」を可能にするほか、買物かごの中の商品リストや合計金額を画面で確認しながら買物ができる。マイバスケットとあわせて利用すると、カゴに入れた商品を会計後そのまま持ち帰ることができる。
〈レジゴー〉
⑦「モバイルオーダー」サービスの導入。
「モバイルオーダー」では総菜や弁当をスマホからオーダーして支払いを事前に完了させることで、来店時にできたての商品を待たずに受け取ることができる。
イオンスタイル川口の第2の特徴は、新鮮でおいしい“健康的な食”の提案。
健康意識や内食ニーズの高まりに対応し、産地から24時間以内に店頭に並ぶレタスやブロッコリーなどの野菜、全国各地から買い付けた旬の鮮魚など、鮮度にこだわった生鮮食品を展開する。また、「MSC認証」や「ASC認証」を取得した「トップバリュ」の水産物や丁寧につくられたオーガニック商品など、健康や自然環境に配慮した商品を豊富に取り揃える。
第3の特徴は川口・鳩ヶ谷ならではの「地物(じもの)」の提供。
川口の味噌醸造文化を約30年ぶりに復活させた商品「川口御成道味噌(麦)」や、日本で唯一のベーゴマ工場が川口にあったことから名付けられた「ベーゴマクッキー」など、地域で親しまれている商品を品揃えする。また、古くから知られる植木の町ならではの花やミニ盆栽も展開する。
そして第4は日常使いの商品をまとめるなど、より便利な買物の場の提案。
2階では、日用消耗品や化粧品、医薬品、暮らしの品などをワンフロアにまとめて展開する。毎日の美と健康をサポートする「グラムビューティーク」とシンプルで豊かな暮らしをサポートする「ホームコーディ」が隣接させ、新生活やおうち時間、アウトドアといった生活シーンに合わせた商品をまとめて購買できる売場とする。
■イオンスタイル川口
所在地/埼玉県川口市安行領根岸3180番地
店長/小島英明(コジマ ヒデアキ)
売場面積/直営計9468㎡(2864坪)
食品3216㎡(973坪)、グラムビューティーク1300㎡(393坪)、キッズリパブリック1421㎡(430坪)、ホームコーディ2041㎡(617坪)、衣料品1223㎡(370坪)
イオンリカー専門店契約267㎡(81坪)
駐車台数/約2800台
駐輪台数/約1100台
営業時間/1階食品8:00~23:00
2階化粧品・薬・調剤薬局9:00~22:00、暮らしの品9:00~22:00
3階衣料品・キッズ9:00~22:00
休業日/年中無休