ローソンnews|コロナ下のライフスタイルに合わせて約500店舗を先行改装

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)はコロナ禍で大きく変化した社会やお客の価値観に対応するために、2020年10月に「ローソングループ大変革実行委員会」を立ち上げ、「商品」「売場」「SDGs」「データ活用」「収益力向上」などの分野に関する施策を進めている。

その施策の一つである「店舗改装」について、全国45都道府県、354の市区町村の492店舗で順次実施し、2021年7月末までにリニューアルオープンさせる。すでに6月20日(日)時点で265店舗がリニューアルオープンを済ませているが、今後、全国約5000店舗への拡大を踏まえ、改装店での検証を行っていく。

改装内容は店舗特性によって異なるが、大きく7つのポイントで進める。コロナ禍でローソンでは惣菜系の冷凍食品が約5割、食卓のおかずとなるチルド惣菜が約1割伸長している。これに対応するもので、先行実験として行った改装店では、同期間の既存店と比較して、平均約1割の売上増加となっている。

1.厨房設備の新設
伸長している店内厨房商品の強化を図るため、厨房設備未設置店への新設(約200店舗)。

2.揚げ物惣菜の個包装セルフ販売
コロッケや唐揚げなど、常温で販売している揚げ物惣菜をお客様が手に取りやすいよう個包装で販売する。

3.冷凍食品売場の拡大
ストック需要から日常使いへの変化で伸長を続けている冷凍食品について、売場を約2倍に拡大、同じくニーズが高まっている青果を近くに配置し、買い回りしやすい売場へ変更する。

4.ラウンド型ケースの増設
これまでデザート売場として使用していたラウンド型のケースを増設し、サラダや惣菜なども陳列弁当や調理麺売場との距離を近づけることで、選びやすい売場へ変える。

5.商圏に合った日配食品売場への変更
ニーズの高まっている日配品について、各商圏のニーズに合わせて強化(成城石井商品、専門店商品など)。

6.電子レンジのセルフ化
自分の好みに合わせて加温したい、接触を避けたいお客ニーズへ対応する。

7.無印良品の展開
専門店の品揃えを身近なローソンで提供していく。

 

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