三菱地所news|「(仮称)錦三丁目25番街区計画」7/1着工/パルコが出店
三菱地所(株)(東京都千代田区、吉田淳一社長)は、(株)パルコ、日本郵政不動産(株)、明治安田生命保険相互会社、(株)中日新聞社とともに、名古屋市中区錦三丁目において推進する「(仮称) 錦三丁目25番街区計画」の新築工事に関し、6月13日(月)に起工式を執り行い、7月1日(金)に着工することを発表した。
「名古屋の新たなランドマークとなる国内外の文化・交流価値創造拠点」をコンセプトに、栄エリアの都市機能強化を目指す。ホテル、オフィス、シネコン、商業施設が集積し、名古屋の新たなランドマークとなるシンボルタワー(約211m)が誕生する。竣工は2026年3月、施設の開業は2026年夏ごろを予定している。
ホテルゾーンには米国ヒルトンのラグジュアリーブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が進出する。シネコンゾーンには「TOHOシネマズ」が栄エリアに初進出する。商業ゾーンでは「パルコ」が高級感のある商業施設を展開する。そして、地上・地下のネットワークと屋上広場を整備し、エリアの回遊性を向上させる。さらに、環境に配慮し、防災性も考慮した建物計画とする。
商業施設は地下2階~地上4階で展開する。商業部分全体を舞台と見立て、地上1階~3階のファサード部分は舞台の幕が上がる様子を表現した。演劇の幕開けと同様に訪れた人々の感性に響く豊かな体験を提供する。また、J.フロントリテイリンググループの既存施設である松坂屋名古屋店、名古屋パルコなどと相乗効果を図りながら、栄地区の魅力向上を目指す。
また、5階~9階には、栄エリア初となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」が進出する。最新の設備・機器を導入した本格的シネマコンプレックスを計画しており、国内外の映画コンテンツのほか、コンサートや演劇、スポーツのライブビューイング(生中継)などの非映画コンテンツも上映する。
シネマコンプレックスのロビーを商業施設につながる屋上広場に面して配置することで、商業施設へのシャワー効果と施設内の回遊性を高める。
久屋大通、広小路通、錦通、大津通の四つの大通りに囲まれた立地を生かしたアプローチ・地下鉄(東山線・名城線)、地下街(クリスタル広場)と接続させる。建物内に複数のエスカレーター・エレベーターを整備することで利用者が地下と地上とをバリアフリーで自由に行き来できる歩行空間を実現する。
低層部4・5階の屋上には、それぞれ商業施設、シネコンロビーと隣接した広場を設け、ショッピングや映画鑑賞の合間に久屋大通公園の眺望を楽しみながら、くつろげる憩いの空間を設ける。
■「(仮称) 錦三丁目25番街区計画」
所在地/名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514
交通/地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結
敷地面積/4866.40㎡(1472坪)
延床面積/約10万9700㎡(3万3184坪)
階数/地上41階、地下4階、塔屋1階
高さ/約211m
構造/鉄骨造・鉄骨鉄筋コンクリート造
主要用途/ホテル、オフィス、シネコン、商業、駐車場
事業者/三菱地所、パルコ、日本郵政不動産、明治安田生命保険相互会社、中日新聞社
設計/(株)三菱地所設計、(株)竹中工務店
監理/竹中工務店
コンストラクションマネジメント/三菱地所設計
新築施工者/竹中工務店
新築工事着手/2022年7月1日
竣工/2026年3月(予定)
開業/2026年夏ごろ(予定)