イズミnews|新フォーマット「ゆめテラス祇園」MUJIと連携で23年夏開業

(株)イズミ(広島県広島市、山西泰明社長)は8月23日(火)、2023年夏に広島市安佐南区に開業する「ゆめテラス祇園」の新築工事を着工したと発表した。建替えが発表されていた「ゆめタウン祇園」跡地に建つ新フォーマット店舗。核テナントは無印良品。JR可部線下祗園駅まで徒歩5分、旧国道54号線に面した交通アクセスに便利な所に立地する。

同店は1973年3月、中国地方では初で、全国的にもまだ珍しかった郊外型大規模店「いづみ祇園ショッピングセンター」として誕生した。その後、「ゆめタウン祇園」等に名称を変え、2020年11月には耐震基準に満たない建物であるため建て替えを発表していた。2021年12月からは同敷地内の仮設店舗で食品スーパーマーケットを展開していた。

安佐南区祇園エリアは、広島市中心部から車で約15分、西側に鉄道のJR可部線、中央にバス路線の旧国道54号線(現国道183号線)、東側にアストラムラインおよび祇園新道が縦断しており、高速道路の広島ICも近く、交通インフラが充実している。また、同エリアは現在も人口が増加しており、広島都市圏のベッドタウンとして大きなマーケットを有している。

同店はコンセプトを、「日々の豊かさ・憩い・集い」を生みだせる「地域の人々にとって誇らしいお店」とし、日々の生活を支え、利便性を重視し、地域とのつながりを大切にする。多様化するお客のライフスタイルに対応するため、ネットもリアルも効率よく利用でき、環境にやさしく、快適で健康な暮らしを提供していくコミュニティ拠点を目指す。

なお、「ゆめテラス」は、イズミが運営するゆめタウン(総合スーパー)の機能のひとつである「憩いの場・集いの場」とゆめマート(スーパーマーケット)の「利便性」を併せ持ったフォーマットを指す。“テラス”には、英字の“terrace”で「自然やゆとりを感じられる憩いの場」と日本語の“照らす”で「人と人をつなぐ地域のコミュニティ拠点」という2つの意味が込められている。ロゴは、グリーンをメインカラーとし、“terrace”の文字に樹木のモチーフをあしらうなど、自然をイメージさせるものとした。

「ゆめテラス祇園」の特徴は4つある。

1つ目は、専門店や行政等と連携し、地域との取り組みを推進すること。
無印良品と連携し、マルシェ企画、ワークショップ企画、食育、地域イベントなどに取り組む。また、行政とも連携し、コロナ前まで開催していた「盆踊り大会」の再開、地産地消イベントや職場体験も実施する。

2つ目は、持続可能な社会に向けた取り組み。
ペットボトル・缶回収機の導入、食品トレイの回収量増加に対応して大型ボックスを設置するなど、持続可能な社会の実現に向けて取り組む。また、電気自動車の普及のため、充電スポットを設置する。災害時には避難場所として駐車場の開放、物資の提供等を行い、防災拠点としての役割を担うとともに、ライフラインの維持に努め、安全安心なまちづくりを支援する。家庭で眠っている未食品を有効活用する「フードドライブ」や、賞味期限・消費期限が迫った商品から先に購入してもらうことで廃棄商品を削減する「もぐもぐチャレンジ」を実施する。

3つ目は、デジタルを活用した便利な買物サービス。
デジタルサイネージでの最新の情報発信やスマートフォンを利用した買物サービスの導入など、より便利で快適なショッピング環境を提供する。ショートタイムショッピングや時間の有効活用など、お客の多様なニーズに対応するため、「ゆめデリバリー」を導入する。これにより、店舗の商品は24時間いつでもネット注文可能で、自宅まで届ける「デリバリー」、または店舗で受け取る「ピックアップ」のどちらかを選ぶことができる。

4つ目は、食品館の品揃えを強化し、毎日通う楽しみを提供する。
新鮮な生鮮食品やバラエティ豊かな惣菜、西日本から選りすぐった逸品や話題の商品を豊富に品揃えするとともに、普段の生活に欠かせない日用品や雑貨など、地域の生活拠点として“毎日通う楽しみ”を提供する。また、環境や健康に配慮した商品や鮮度・品質にこだわった商品を取り揃える。

■ゆめテラス祇園
所在地/広島県広島市安佐南区西原五丁目19番44号
開店予定/2023年夏
敷地面積/約1万2000㎡(3630坪)
延床面積/約1万9000㎡(5748坪)
店舗面積/約8100㎡(2450坪)
駐車台数/約351台
建物構造/鉄骨造 地上3階
専門店数/7店舗
従業員数/約250名
建設会社/清水建設株式会社

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