北米セブン‐イレブン 2-3万店体制へ
北米セブン-イレブンは2~3万店まで増やせる。
セブン&アイ・ホールディングス(HD)の鈴木敏文会長兼CEOが、
ブルームバーグの取材に対し、大規模な拡大の見通しを示した。
2013年3月末の北米セブン‐イレブンの店舗数は8057(ハワイを除く)。
このうちの7割はフランチャイズ店舗だ。
セブン&アイHDの2013年2月期の有価証券報告書によれば、
米国子会社の7-Eleven Inc.の営業収益は1兆2472億円。
2013年12月期は44%増の1兆7900億円を見込んでいる。
この成長の原動力となっているのが、店舗買収。
セブン‐イレブン・ジャパンは米国に、
SEJ Asset Management & Investment Companyを設立して、
北米のコンビニエンスストア事業の拡大と収益向上を図っている。
その成果は、
テキサス州のTetco Inc.などの店舗取得による、
前期1078店の出店となって表れている。
今期は600店の新規出店を見込んでいる。
鈴木会長は、
「あれだけ大きな国なので、
まだ2万店も3万店もできる」
と自信を見せる。
オペレーションのレベルを上げながら、
自社店舗間で競合して食い合いが起きないように
「店舗数の少ない地域に増やしていく」方針。
セブン&アイHDは、
米国のコンビニ市場で24%のトップシェアを握る
リーディングカンパニー。
第2位のサークルKのシェアは1.6%で、
同社はカナダのアリマンタション・クシュタールが運営している。
つまり2位以下をはるかに大きく引き離している。
鈴木会長は今後、
店舗買収を加速させて、
さらにこの差を決定的なところまで広げる考えだ。
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