ファミマニュース|JAグループ「ジャコム石川」とFC契約締結で一体型店舗開発

(株)ファミリーマート(東京都豊島区、澤田貴司代表取締役社長)と、JA全農グループの(株)ジャコム石川(石川県金沢市、音花浩一代表取締役社長)は4月28日(金)、Aコープとファミリーマートの一体型店舗の展開を柱としたフランチャイズ契約を締結した。

1号店の「ファミリーマートAコープ加賀野店」イメージ。
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ジャコム石川は、全農グループの生活物資を取扱う石川県域の会社である。業務内容は、Aコープ店舗の運営とJA店舗への卸機能を果たす。Aコープ店舗は、2006年7月に「生鮮野菜・精肉国産こだわり宣言」を発して、以来、生産者直売コーナーの拡充を図った。ジャコムの名称は、「JA」と「Communication(コミュニケーション)」を結合させたものだが、ジャコムJAは北海道のホクレンと並んで、全国のJAグループ会社の中でも特異な存在である。

そのジャコム石川がファミリーマートのフランチャイジーとなって、石川県内でのAコープとファミリーマートの一体型店舗の出店に向けた体制を構築していく。

今年2017年6月頃には、第1号店となる一体型店舗「ファミリーマートAコープ加賀野店」を開店する予定だ。売場面積約360㎡(約110坪)で、駐車台数22台と、レギュラーコンビニの4倍近い広さを持ち、駐車場もミニスーパー並みだ。

通常のコンビニエンスストアの商品やサービスの提供に加え、地元白山市産の朝採れ青果や生鮮食品(青果・鮮魚・精肉)、惣菜、JAグループオリジナル商品の品揃えなど、これまたスーパーマーケットの機能を兼ねた一体型店舗となる。

また、地域住民の交流・憩いの場としても活用できるよう、24席のイートインスペースを設置する。さらにキッズスペース、集会などでも使用できる個室型のコミュニティスペースも設置する。

ファミリーマートと全国農業協同組合連合会(東京都千代田区、成清一臣代表理事理事長)は、2014年5月に、Aコープ包括業務提携を締結した。「Aコープ」と「ファミリーマート」の一体型店舗の展開を軸に、過疎地・買い物不便地域対策に向けた取組み、地産地消を目的とした商品開発も共同で行っている。

このファミリーマートAコープ加賀野店が一定の成果を挙げることができれば、全国のAコープの活性化も加速されることになる。

■ファミリーマートAコープ加賀野店概要
運営主体:(株)ジャコム石川(JA全農いしかわの子会社)
所在地:石川県白山市西柏町1丁目2-1
敷地面積:約2550㎡(約770坪)
売場面積:約360㎡(約110坪)
駐車台数:22台
営業時間:6時~24時 (年中無休)
開店時期:2017年6月頃(予定)

検索ワード;ファミリーマート JA ジャコム石川  Aコープ包括業務提携 生鮮野菜・精肉国産こだわり宣言

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