ダイエーnews|フードドライブ活動が「食品産業もったいない大賞」受賞
(株)ダイエー(兵庫県神戸市、近澤靖英社長)のフードドライブ活動が、2月6日(木)、第7回「食品産業もったいない大賞」審査委員会審査委員長賞を受賞した。
同社は、2015年に採択された持続可能な開発目標「SDGs」の達成に向けた取り組みの一環として、店舗・商品を通じてお客とともに食品廃棄物の削減に向けた取り組みを推進している。売場では、売れ残ることがないよう発注精度や在庫管理を強化するとともに、2016年から風袋破損品や販売期限切れ(賞味期限内)などにより廃棄せざるを得ない商品をフードバンク団体へ寄贈することを開始した。2017年からは、お客が自宅で食す予定のない未開封の賞味期限内の加工食品を店舗へ持ち寄ってもらい、店舗からフードバンク団体に寄贈する「フードドライブ活動」をスタートさせた。これらの活動に取り組む店舗数を拡大し、現在129店舗(2020年1月時点)で毎月実施している。
ちなみに「フードバンク」とは、家庭や食品を取り扱う企業から、まだ安全に食べられるのに廃棄されてしまう食品を引き取って、福祉施設などへ無償で提供することを言い、「フードドライブ」とは、家庭で使い切れていない未使用食品を持ち寄ってもらい、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動を言う。
ダイエーでは店内に専用の回収ボックスを設置し、賞味(消費)期限が迫っている、外箱の破損などの理由から店舗での販売が困難な商品、廃棄予定となった食料品などの条件を満たしている食料品をフードバンク団体に寄贈している。
今回の第7回「食品産業もったいない大賞」審査委員会審査委員長賞の受賞は、「多くの店舗で継続的かつ定期的にフードドライブ活動を実施することで家庭の食品ロス削減に寄与している」点が評価された。
「食品産業もったいない大賞」は公益財団法人食品等流通合理化促進機構が主催し、農林水産省が協賛している。食品産業の持続可能な発展に向け、「省エネルギー・CO2削減」「廃棄物の削減・再生利用」「教育・普及」などの観点から、企業、団体、個人を対象とし、2014年から年1回、授賞者を選定している。