ユニクロnews|リサイクルプロジェクト「RE.UNIQLO」をスタート

(株)ユニクロ(山口県山口市、柳井正会長兼社長)は、不要になったユニクロの服を回収し、新しい価値を加えて次へと生かす顧客参加型の取り組み「RE.UNIQLO」をスタートさせる。

この取り組みの一環として、昨年日本国内で回収したダウン商品を再生・再利用した新商品第1弾「リサイクル ダウンジャケット」を11月2日(月)からユニクロの一部店舗とオンラインサイトにおいて販売する。

このダウンジャケットは、クリストフ・ルメール率いるパリR&D(リサーチ&ディベロップメント)センターのデザインチームによる「Uniqlo U」から誕生した。去年回収した62万着のダウン商品のダウンとフェザーを100%使用したダウンジャケットだ。一度役目を終えた服が、環境にも人にも心地よい、上質なワードローブとして生まれ変わった。カラーはダークグレイ、ダークグリーン、ブラウン、ダークオレンジの4色で、7990円(税抜き)。

この「ダウンリサイクルプロジェクト」では、ダウン商品の回収活動をグローバルに拡大し、9月下旬から日本を含む世界21の国と地域で順次、回収キャンペーンを開始する。

国内では、ユニクロのダウン商品を店頭に持ち込むと、ユニクロ全店舗とオンラインストアで利用できる500円分のデジタルクーポンが発行される。5000円(税抜き)以上の購入で1会計当たり1枚使用できる。デジタルクーポンの発行は9月25日(金)~12月3日(木)、利用は9月25日(金)~2021年2月28日(日)。ダウン商品の回収はデジタルクーポン発行期間終了後も継続する。

ユニクロはサスティナブル素材の採用や生産工程での水などの資源使用量削減を通じて、よりサスティナブルな商品づくりを進めている。今回始動するRE.UNIQLOは、2006年から「全商品リサイクル活動」として進めてきた取り組みが大きく進化したものだ。

難民への衣料支援など、服を服のまま再利用(REUSE)することに加え、新たに顧客の協力によって回収した服を生まれ変わらせ、新しい商品として再び顧客に届ける循環型リサイクル(RECYCLE)を進めていく。

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