日本チェーンストア協会主催「流通未来大学校」74名の第1期生卒業

日本チェーンストア協会主催の「流通未来大学校」。
2013年に3月に、次世代を担うリーダーを育成する目的で創設された。

 

協会通常会員の小売業、特別賛助会員の卸・メーカーから次世代の経営幹部候補、
しかも35歳を中心にプラスマイナス5歳を対象にしている。企業や業界の枠にとらわれない、広い視野を持った人材を育てようと言うのが趣旨だ。

 

第1期生は2013年4月から2015年2月までの2年にわたり、毎月1回講座を受講。
開講講義、最終講義を加えると、計20講座のプログラム。

 

講師は小売業のトップ、業界を代表する企業トップ、国会議員や官僚、文化人、有識者、オピニオンリーダーなど幅広い分野から集められる。

 

毎月講師の講義が75分、同じく75分間で講師への質疑応答はもちろん、全体ディスカッション、グループディスカッションなどが行われる。
その後、75分の交流会。これを20回、繰り返すわけだが、当然ながら受講生たちは一生の学友になる。そして次の流通の未来を担う。

 

第1期生は小売業、卸売業、製造業の製配販の精鋭たち74名。
小売業からはチェーンストア協会加盟社の社員。
イオン、イトーヨーカ堂、ユニーグループホールディングス、
ダイエー、イズミヤ、フジ、平和堂といった大手チェーン。
ライフコーポレーション、ヨークベニマル、マルエツ、ベイシア、いなげや、ヤオコー、サミット、
さらにオークワ、エコス、カスミ、とりせん、京王ストア、相鉄ローゼン、天満屋ストア、東急ストア、東武ストア、阪食、丸久、マルヤといったスーパーマーケット。

ケーヨー、ホーマック、大創産業、ニトリホールディングス。
丸井グループからゼンショー、ゼビオまで。

製造業は味の素、日本ハム、日清食品ホールディングス、花王など、
大手メーカー。

そして三菱食品、三菱商事、国分。

重厚長大産業に対して軽薄短小産業。経団連に対して生団連。
そんな産業から主だった企業がほとんど受講生を派遣させた。

スーパーマーケット企業が多い点は、コーネル大学ジャパンと重なるが、こちらはチェーンストア協会。コーネルは新日本スーパーマーケット協会。

 

2月12日は、最終講義と卒業式が明治記念館で行われた。
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最終講義は日本チェーンストア協会会長の清水信次さん。DSCN2225-1
タイトルは「戦後70年、俺から戦後100年に向かって日本の命運を決めるー激動の30年を担う第一期卒業生の皆様にお願する」

 

清水さんが経験してきた戦前戦後の激動の時代を振り返りつつ、次代を担う卒業生のへのメッセージが60分にわたって力強く語られた。
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そして卒業式が執り行われ、74名の記念撮影。
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小売業、卸・メーカーの幹部候補生を育成する「未来流通大学校」。
人づくりは協会活動の基幹事業としてますます重要になる。
そしてここから将来のトップマネジメントや業界のリーダーが生まれてくるに違いない。
実に意義のある産業内大学第一期の修了である。

 

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