セブン&アイnews|電気自動車充電サービスにnanaco決済を導入

(株)セブン&アイ・ホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)と日本電気(株)は、8月から電気自動車(EV)・プラグインハイブリッド自動車(PHV)の充電サービスで、電子マネーnanacoを用いた決済を本格開始する。

nanacoは、(株)セブン・カードサービスが発行するセブン&アイグループの電子マネー。セブン‐イレブンやイトーヨーカドー等を中心に全国約25万1000カ所で利用できる。

今回、対象となるのはイトーヨーカドー、ショッピングセンターのArio(アリオ)、百貨店のそごう・西武、スーパーマーケットのヨークベニマル40店舗と、一部他施設で提供する電気自動車充電サービス。

環境配慮型の次世代自動車EV・PHVの普及には充電インフラの整備が不可欠で、政府の支援のもと商業施設や公共施設などでの設置が進んでいるが、セブン&アイ・ホールディングスとNECは現在、商業施設で国内最多となる約3000台の普通充電器と急速充電器を設置している。

nanaco決済では、nanacoポイントが100円(税込)につき1ポイントが付与される。また、満充電・充電中の帰宅などで、選択した充電時間より早く終了した場合は、余った充電時間を次回以降に繰り越しができる。

総合スーパーやショッピングセンター、百貨店は利用者の滞在時間が長い。セブン&アイ・ホールディングスとNECは今回の取り組みでEV・PHV充電サービスでの決済の利便性を向上し、施設へのお客の誘引強化を目指す。

なお、NECは、セブン&アイ・ホールディングスの施設以外で、同社が提供するEV・PHV充電サービスについても、nanacoを用いた決済対応を8月以降進めていくとしている。

セブン&アイ・ホールディングスにとって環境対策・顧客利便性向上の一環なのは間違いないが、同時にnanacoのシェア拡大を企図した施策でもある。

検索ワード:セブン&アイ・ホールディングス NEC  nanaco EV PHV 充電サービス

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