イオンリテールnews|イオン薬局でヘルスケアサービスの実証実験
イオンリテール(株)(千葉市美浜区、井出武美社長)は(株)カケハシ、大塚製薬(株)とともに、経済産業省が推進する令和5年度「ヘルスケア産業基盤高度化推進事業(PHR利用活用推進等に向けたモデル事業)」の実施事業者に採択された。
イオンリテールが運営する東京都内のイオン薬局18店舗では10月から、“意識することなく健康になっていくヘルスケアサービス”の実現を目指し、薬剤師が健康情報を活用する実証事業を開始した。
PHR(Personal Health Record)とは個人の健康・医療・介護に関する情報で、生活に密着したサービスと組み合わせて活用することで、健康増進に向けた個人の行動変容につながると期待されている。
採択された実証事業では、イオン薬局の薬剤師が、カケハシが提供する薬局体験アシスタント「Musubi」および、患者フォローシステム「Pocket Musubi」を通じた来局者とのコミュニケーションの中で、大塚製薬が開発した個別化健康サポートサービス「エイチル」を活用した健康提案を行っていく。
来局者の日常の生活スタイルが自然と改善され健康になる環境の構築を目指す。薬剤師が、処方情報や生活習慣に関するアンケートデータをもとに、個々人に合った健康増進や重症化予防につながる提案を継続的に実施する。日常生活の中で“意識することなく健康になっていくヘルスケアサービス”の実現を目指していく。
「Musubi」はタブレット端末情報を患者と共有しながら服薬指導し、その場の画面タッチで薬歴のドラフトを自動で作成。患者の健康状態や生活習慣にあわせたアドバイスを提示していくサービス。
「エイチル」は患者のアンケート回答内容をもとに大塚製薬の科学的知見に基づいて生活者一人ひとりに合った健康増進につながるる情報を提供する双方向型コミュニケーションサービスです。「英知(エイチ)を集約して知識を得る(エル)」というコンセプトが名前の由来。