ライフnews|4月までに全店の生鮮部門にAI需要予測自動発注システムを導入
(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都台東区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)は、全店舗の生鮮部門にAI 需要予測による発注自動化サービス「AI-Order Foresight」を2024年4月までに順次導入することを発表した。「AI-Order Foresight」は、販売実績や気象情報、特売企画情報などの各種データをもとに、小売店舗での商品発注数をAIで自動算出するサービスである。
ライフでは店舗の省人化や、労働生産性向上への取り組みとして、2021年2月から日配品に対して「AI-Order Foresight」を導入している。
同サービスの導入効果として、発注作業の効率化・削減、在庫数最適化によるロスの削減、そして難易度が⾼い発注業務の自動化・標準化の3つが挙げられる。
「発注作業の効率化」の面では、3週間先まで算出された各商品の発注数量を発注画面に表示し、異常値を確認することで、作業の削減と精度の向上を実現する。
「ロスの削減」では、AIを活用した精度の高い発注が可能になり、商品の欠品が減少することで販売機会・廃棄ロスを削減する。
また作業負荷・難易度が⾼い「発注業務をAIで自動化」することによって、経験が少ない従業員でも精度の高い発注が可能になる。
今回は新たに生鮮部門への導入に向けて、一部のプロセスセンター(加工拠点)およびメーカー品への事前発注・発注確定時の数量調整機能を適用し、自動算出期間を5日間から3週間に拡大した。
ライフは、今後も業務の自動化を推進し、従来業務に割いていた時間をより高度な店舗運営へ注力させることで、顧客満足度の向上や新たなサービス価値の創出、また従業員の働きやすい環境の構築を目指していく。