ライフnews|AI需要予測の自働発注システム全店導入/作業5割削減目指す
(株)ライフコーポレーション(東京本社:東京都台東区、大阪本社:大阪市淀川区、岩崎高治社長)は、日本ユニシス(株)と共同開発したAI需要予測による自動発注システム「AI-Order Foresight」を導入し、2月までにライフ全店舗で稼働を開始する。導入によって対象商品の発注作業時間の5割超の削減を目指す。
AI需要予測自動発注システムは、販売実績・気象情報・販売計画などの各種データを元に、店舗における日々の商品発注数を自動で算出する。2018年から日本ユニシスと共同で研究開発を行い、店舗での実証を進めていた。従来の自動発注システムは精度維持のため、人による日常的な予測モデルチューニングが必要だったが、AI自動チューニング機能によりメンテナンスフリーで自動発注の運用が可能になる。
ライフではドライグロサリーを対象とする自動発注システムを既に導入しているが、販売期間が短い牛乳などの日配品を対象とした高精度な自動発注システムの導入には至っていなかった。そのため、店舗・商品ごとに従業員が発注数を毎日算出する作業には多大な時間を要していた。
販売期間が短く精度面で対応が困難だった日配品についてもAIによる需要予測を用いることで、作業負荷・難易度の高い業務の自動化を図り、従業員の作業負担を軽減し、商品欠品・廃棄ロスの削減につなげていく。またその余剰時間を活用して、顧客対応や売場メンテナンスの強化を図り、顧客満足度の向上と従業員の働きやすい環境の構築を目指していく。