クローガーnews|自社オリジナルの電子決済「クローガー・ペイ」を導入

アメリカ最大のスーパーマーケット企業クローガーは、電子決済システム「クローガー・ペイ」を本格的に導入することを発表した。また、同時に新しく「クローガー・リワーズ・デビット・カード」を発行して顧客の利便性を図る。

「クローガー・ペイ」には同社のロイヤルティ・プログラムが組み込まれており、決済を迅速に行うことができる。

「クローガー・ペイ」は、アップル社のIOSとアンドロイドの機種に対応している。アプリを使って指紋認証か暗証番号でログインすると、1回限りのQRコードが表示される。これをレジでスキャンすると、顧客のロイヤルティ・カード情報につながって、顧客独自のデジタル・クーポンが自動的に適用され、支払いが完了する。

支払いには、主要なクレジット・カードのほか、デビット・カード(debit card)、プリペイド・カード、クローガー独自の「リワーズ・クレジット・カード」、「クローガー・リワーズ・デビット・カード」も利用できる。

「クローガー・ペイ」は、オハイオ州コロンバスの店舗ですでに実験的に導入されているが、今春さらに10店舗で新規導入され、年内には全米に拡大される予定だ。

電子決済は、既存の顧客の利便性向上と新たな顧客の獲得が期待できる。クローガーでは、傘下の子会社「84.51°」がPOSデータやID-POSデータをはじめとするビッグデータを管理・運用して、マーケティングに活用しているが、それが、今回の「クローガー・ペイ」の開発につながった。

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