ウォルマートnews|大学連動の社員教育プログラム「Live Better U」開始

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロン社長)は、2年前から「Walmart Academy(ウォルマート・アカデミー)」という社内トレーニングプログラムを開始しているが、3月27日、さらにそれを発展させた「Live Better U(リブ・ベター・ユー)」という教育プログラムを発表した。

このプログラムは、国内で働く約140万人のアソシエーツのために設けられている。毎日1ドルの費用で受けられる大学のコース、無料で受けられる高校のコース、割り引きが受けられる大学院のコース、外国語のコースなどが用意されている。高校のコースは、アソシエーツの家族も対象となっている。

ウォルマート・アカデミーの人材開発プログラムの一環であるため、仕事上でのトレーニングも大学の単位として認められる。

ウォルマートは昨年、企業の従業員教育を支援する会社「Guild Education(ギルド教育)」と提携しており、このプログラムに登録したアソシエーツはいつでもサポートを受けることができる。

ギルド教育との提携が発表されてから、3000人のアソシエーツがフロリダ大学、ブランドマン大学、べルビュー大学の学士コースに登録している。

この一連の教育提供を通じて、4500人を超えるアソシエーツがさまざまなレベルで参加し、今週だけで約200人が登録した。

人事担当副社長のジュリー・マーフィーは次のように述べている。
「成功への鍵は教育です。だからこそ私たちはリブ・ベター・ユーというプログラムを開始したのです。(中略)1日に、たった1ドルで大学の学位を取得する機会をアソシエーツに提供できることを誇りに思います。しかし、リブ・ベター・ユーはもっと大きな意味を持っています。それは、教育をアクセシブルにし、われわれのアソシエーツが成功するのを助けるためのツールを提供し、将来への道を開くものなのです。」

現在、従業員教育には多くの小売業が取り組んでおり、ウェグマンズやアマゾン、ホールフーズなどの例はよく知られている。従業員に投資することが、長期的には企業の成長に寄与すると考えられているからである。

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