ウォルマートnews|サムズクラブの新アプリ「サムズ・ガレージ」7月導入

ウォルマート・インク(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、株主、社員を集めた年次総会で、「インホーム・デリバリー」サービスに加えて、サムズクラブの新しいアプリ「サムズ・ガレージ」を開発したと発表した。

〈ダグ・マクミロンCEO(ウォルマート公式ホームページより)〉

ダグ・マクミロンCEOはこの会合で、「時間の節約」こそが顧客にとっても従業員にとっても解決しなければならない最も大切な課題であると述べている。

この「サムズ・ガレージ」を使うと、従来のやり方では30分以上かかるサムズクラブでのタイヤ購入を数分で行うことができる。会員の時間を節約するため、タイヤの在庫一覧を紙カタログからデジタルに変えて、見やすく使いやすくした。このアプリは、今年7月に全米で導入される。

また、社員の時間を節約するため、ピックアップ・タワー、床清掃ロボット、ロボットによる棚在庫を管理する新アプリを導入する。

同社は、過去4年間で人材や店舗などに45億ドルの投資をしてきた。フルタイム社員の初任給を50%増額し、増員を行い、全米で業界平均を上回るフルタイム社員比率60%を達成した。

社員に対する福利厚生では、出産有給休暇を最大16週間に拡大し、養子縁組をする社員には子ども1人につき5000ドルの補助金を支給する。また、「1日1ドルの大学プログラム」の対象となる大学と専攻科目を拡大した。

同社は社会的責任として再生可能エネルギーを28%使用し、埋め立てされるゴミを78%減量した。また、国土の自然保護、軍人の雇用、慈善活動など社会的な活動にも力を入れている。社員の雇用促進もその一環と言える。

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