ウェイクファーンnews|棚在庫自動管理「フォーカルシステムズ」50店舗に拡大

米国のウェイクファーン・フード(Wakefern Food Corp.)は、カメラとAIを使った棚在庫の管理システムを5店舗で実証実験していたが、これを50店舗に拡大すると発表した。

ウェイクファーン・フードは、ニューヨーク州、ニュージャージー州、マサチューセッツ州、ペンシルベニア州などでショップ・ライト(ShopRit)、プライス・ライト(Price Rite)、ザ・フレッシュ・グローサー(the fresh grocer)などのバナーで353店舗のスーパーマーケットを展開するボランタリーチェーンの主要会員である。

〈ニューヨークのショップ・ライト〉

「フォーカル・システムズ」と呼ばれるこのシステムは、商品棚に取り付けられたカメラの画像をコンピューターで分析して在庫切れを見つける仕組みだ。1時間ごとに報告書が作成されて在庫が最適化される。在庫切れがある場合は、モバイルアプリを使ってそれぞれの部門担当者に知らされる。

シェリル・ウィリアムズCIOは、このシステムを50店舗に拡大した経緯について次のように述べている。
「この情報を日々の店舗運営に取り入れることによって、在庫チェックに必要な時間が節約でき、店舗の運営効率も上がった」

普通は従業員がスキャナーで在庫確認をするが、フォーカル・システムズではその従業員による在庫確認作業の必要がなくなるため、作業の軽減化が実現する。すでに10社以上の小売企業でテスト導入されている。

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