ベッド・バス&ビヨンドnews|第2Q減収・139億円赤字/閉店60店舗に拡大

ホームファッションチェーンのベッド・バス&ビヨンド(ニュージャージー州ユニオンタウンシップ、 メアリー・ウィンストン暫定CEO)は、8月31日で終了した2019年度第2四半期の決算を発表した。

売上高は27億1945万ドル(1ドル100円換算で2719億円)で、これは前年同期比で約7.3%減。営業損失は1億8226万ドル(前年度は7886万ドルの黒字)、純損失は1億3877万ドル(前年度は4864万ドルの黒字)。139億円の赤字であった。

第2四半期の結果を受けて10月2日、同社は2019年会計年度末までに60店舗を閉鎖すると発表した。調査会社「コアサイト リサーチ(Coresight Research)」によると、7月の段階では40店舗を閉鎖すると見られていた。閉店するのは、ベッドバス&ビヨンド40店舗、コンセプトストア20店舗。

ウィンストン暫定CEOは、5月に役員に就任して「トランスフォーメーション&戦略委員会」を組織し、4つの喫緊の優先目標を掲げた。CEOが挙げたその目標の第1は売上げの安定、第2はコスト構造の見直し、第3は会社の資産とバナーの見直し、第4は組織構造の見直しである。

CEOによると、「このトランスフォーメーションは順調に進んでおり、採算性の高い160店舗の改装が終わって、来店客数が増加している。また、オンライン販促でのイベントも計画している」。

同社は最近、「Beyond+」と呼ばれる新しいメンバーシップを展開している。「アマゾン・プライム」と同様に、会員になるとオンラインで買った商品の配達料が無料になるうえ、オンライン購入でも店舗購入でも商品の20%が割引になる。年会費は29ドル。

「Beyond+」の会員は購入頻度が通常顧客の2倍以上になり、購入額は4倍以上となっている。そのため、今後はこのロイヤルティ・プログラムの拡大に注力していく。

経費節減に関しては、マーチャンダイジングとファイナンスの作業部門の外部委託を検討しており、80人ほどの解雇が予想される。

同社は8月末時点で、米国とカナダにベッドバス&ビヨンド993店舗のほか、ワールドマーケット(World Market)、バイバイベイビーストアズ(buybuy Baby stores)など合計1534店舗を展開する。

新CEOはまだ最終決定されていない。

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