ウォルマートnews|青果の鮮度・品質を強調する売場へ4つの刷新策を実施

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は11月20日、顧客が求める新鮮で高品質の青果物を提供するため、商品を見直し、売場の改善をすると発表した。

既報の通り今年4月24日、バーベキュー・シーズンに向けて、牛肉をアンガス牛の「アバディーン・アンガス」にアップグレードした。

その前に牛肉を「チョイス」グレードに格上げし、ミート部門の壁面ディスプレーも高級感を出す仕様に変えている。

ミート部門の改革を進めたウォルマートが、いよいよ青果部門の刷新に着手し始めたことになる。

今回の改善では第1に、契約農家などから仕入れるオーガニック商品や地場商品を増やす。第2に、サプライチェーンを短縮することで、より新鮮な商品を販売する。第3に、陳列什器のデザインやサインを変え、販売する商品の品質を強調するとともに、買い回りしやすい売場をつくる。第4に、これまでも実施してきた青果の返金補償を、デリ部門、ベーカリー部門、食肉部門などにも拡大し、それぞれの部門マネージャーの権限で顧客にサービスする。

低い什器を用いて陳列することによって、顧客は店に入るとすぐに青果売場を見渡すことができる。市場のようなカラフルなディスプレイによって、活気のある青果売場を創出している。また、薄型の什器を使用することで通路幅が広がり、顧客にとって売場内の移動がよりスムーズになった。

大きくて見やすいサインに変更したことで、商品の売られている場所や値段がわかりやすくなった。オーガニック商品も品数を増やしたうえで1カ所にまとめた。

これらの改善は、顧客のためだけでなく、社員の作業の効率も高めることにもつながる。来年の夏までに大部分の店舗をこのスタイルに更新する計画だ。

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