H&Mnews|第4Q売上高617億クローナ(64億㌦)前年同期比9%増で回復基調

スウェーデンのファストファッションH&Mが16日に2019年度第4四半期(9~11月期)の決算を発表した。ロイター通信が報じた。売上高は617億クローナ(約64億1000万ドル:7222億円)で、前年同期比9%増と好調だった。スペインのインディテックスが展開する「ZARA」に次ぐ世界第2位。

店舗販売が依然として大半の売上げを稼ぐが、ネット販売に積極的な投資をして、現地通貨のクローナベースの売上高の伸びは5%だった。

今年のブラックフライデーは前年より1週間遅く、関連のネット販売の一部計上がこの四半期に間に合わなかったという。当該の売上高は約5億クローナ相当とみられ、この要因を調整すると第4四半期の増収率は10%、現地通貨ベースで6%としている。

H&Mはグループの中核となる「H&M」ブランド店舗の低迷が続いていたが、ようやく回復軌道に入った。その期待から株価も今年に入って約53%上昇している。ここ数年は、第1にオンラインサービス、第2に新しい店舗コンセプト、第3に新ブランド構築に投資し、客層拡大を試みた。

2年前の2017年第4四半期は4%の減収だった。昨2018年には黒字転換して、その後、堅調な増収で業績は安定的に回復した。

利益率などの詳細な決算内容は来年1月末に発表される。

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