コストコnews|第2Q総収入3383億ドル・10.5%増/営業利益20.4%増で好調
コストコホールセール(ワシントン州イサクア市、クレイグ・ジェリネックCEO)は、2月16日に終了した2020年度第2四半期の業績を発表した。
第2四半期の売上高は、感謝祭の週末が今期にずれ込んだ影響もあって、前年同期比で10.5%増の382億5600万ドル(1ドル100円換算で3兆8256億円)となった。会員費収入を含めると390億7200万ドル(3兆9072億円)で、こちらも10.4%の増加だ。営業利益は12億6600万ドルで20.4%増、純利益は9億3100万ドルで4.7%増。この第2四半期も増収増益である。
ガソリン販売と為替の影響を除いた既存店売上高は、米国国内で8.1%、カナダで6.8%、その他国際部門で7.1%、それぞれ増加し、全体では7.9%の増加となった。
2月度の売上げは3.0%伸長したが、これは消費者がコロナウイルスに対する懸念から、グロサリー、日用品の買い溜めに走ったことに起因する。
現在、コストコは世界12カ国に785店舗を展開している。米国とプエルトリコに546店舗、カナダに100店舗、メキシコに39店舗で、北米大陸に685店舗。イギリスに29店舗、日本に26店舗、韓国に16店舗、台湾に13店舗、オーストラリアに11店舗、スペインに2店舗、フランスに1店舗、アイスランドに1店舗、中国に1店舗。東アジアに56店舗、ヨーロッパは32店舗と、なぜか東アジアに強い。
米国、カナダ、英国、メキシコ、日本、韓国、台湾、オーストラリアではeコマースのWebサイトを運営している。eコマースは順調に成長していて、為替の影響を除いて28.0%伸長している。
会員更新率は国内とカナダで90.9%、その他国際部門では88.4%、会員世帯数は1.1%増加して5530万となった。粗利益率は前年度より0.31%下がって10.98%だった。粗利益の減少は、ガソリン販売とeコマースの増加が理由だ。新規稼働した鶏肉の加工工場にかかった経費も営業利益には影響したが営業利益は2割の増加を果たした。