クローガーnews|第2Q売上高305億ドル・8.2%増収/EC127%増

米国スーパーマーケット第1位企業のクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は、8月15日で終了した2020年度第2四半期の業績を発表した。

5〜7月の売上高は304億8900万ドル(1ドル100円換算で3兆0489億円)で、前年同期比8.2%増。営業利益は46.7%増の8億2000万ドル(820億円)、純利益は8億1900万ドル(819億円)で約2.85倍の大幅増となった。

既存店の売上高は、ガソリン販売を除いて13.9%増だった。第1四半期の19.0%増に比べると伸び率は鈍化したが、COVID-19パンデミック禍で引き続き巣ごもり需要が続いており、業績の拡大につながっている。

eコマースの売上げは127%増と大きく伸びて、既存店売上高を押し上げた。クローガーでは、約2100店舗で商品のオンライン商品の店舗受け取りサービスを行い、約2400店舗で宅配サービスを展開している。

ロドニー・マクマレンCEOは次のように述べている。
「COVID-19パンデミックのもと、顧客に献身的に奉仕している社員のおかげで、市場シェアを上げることが出来ました。デジタル・エコ・システムへの投資が実り、顧客に受け入れられています。『リストック・クローガー』戦略に沿った投資の成功を確信しています」


〈ロドニー・マクマレンCEO〉

20年度通期の業績見通しは、既存店売上高が前期比13.0%増、営業利益が39億〜40億ドルに上方修正している。設備投資として30億〜34億ドルを計画している。

レストランが再開しても外食はそれほど増えず、日本と同様、家庭での食事が中心である。在宅勤務、リモート学習と家中心の生活は、食品小売業にとっては追い風となっている。また、食料品のインフレーションが続いており、顧客の価格コンシャスは低く、スーパーマーケットでの購買は今後も増え続けるだろう。

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