ウォルマートnews|新ファッション・ブランド立ち上げアパレルに注力

ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は、9月21日から新たなプライベート・ファッション・ブランド「フリー・アセンブリー(Free Assembly)」の販売を国内250店舗とオンラインストアで開始した。

フリー・アセンブリーのデザインチームは、ウォルマートが2017年に買収したメンズウェア会社「ボノボス(Bonobos)」のデザイン責任者だったドワイト・フェントン(Dwight Fenton)氏が率いている。

今秋発表するコレクションは、新しいカジュアル衣料の分野において、高品質の商品をより低価格で提供することを目指す。女性向け30アイテム、男性向け25アイテムで価格はすべて9~45ドルに設定している。

ドワイト・フェントン氏は次のように述べている。
「フリー・アセンブリーは現代のファッションの必需品ブランドとしてデザインしました。コレクションのすべての作品に親しみをもってもらえるような、今の時代にふさわしいものにしたかったのです。誰もが着ることができるブランドを目指しました。ワードローブの定番であるデニム、セーター、ブレザーなどの普遍的なアイテムが中心です。シーズンごとに長く着用できます。これらの作品はクローゼットの鍵となるアイテムであり、時代遅れになることはありません」

ウォルマートは、最近アパレル分野を強化しており、1000以上のブランドをeコマースで扱っている。今年5月には洋服、アクセサリー、靴、バッグなどを扱う「スレッドアップ(ThredUp)」とパートナーシップ契約を結んで中古市場にも進出している。

ウォルマートではグロサリーの売上げシェアが全体のほぼ半分を占めるが、グロサリーの利益率は低い。そこで利益率の高いアパレルやホームウエアの売上げシェアを高めて利益率アップを図ろうとしているという見方もある。

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