アマゾンnews|1時間ピックアップサービスをホールフーズ全店舗に拡大

アマゾン・コム(ワシントン州シアトル市、ジェフ・ベゾスCEO)はプライム会員に対して、オンラインで注文してから1時間で商品が受け取れるピックアップサービスを、米国のすべてのホールフーズ・マーケットの店舗に拡大した。

プライム会員がこのサービスを利用するには、まずアマゾン・アプリを開き、ホーム画面にあるホールフーズのタブからピックアップする店舗を選ぶ。商品を注文し、1時間以内のピックアップ時間を入力し、注文を確定して決済する。ピックアップの準備ができるとプライム会員に確認の通知が届くので、店舗に行く途中にチェックインする。店舗に到着すると、1分で注文品を受け取ることができる。

対象商品はオーガニックの生鮮食品をはじめ、ベーカリー、乳製品、日用品、花などホールフーズが扱うほぼすべての商品。価格はホールフーズの店頭価格に準じるとしており、プライム会員向け値引きプログラムも適用される。

35ドル以上の買物をするとピックアップ手数料は無料になる。35ドル以下の場合は1.99ドルの手数料がかかる。

グロサリー・ピックアップに加えて、米国内2000以上の都市に住むプライム会員は、2時間配達サービスを受けることもできる。対象となるのはアマゾン・フレッシュとホールフーズ・マーケットで扱う食料品、おもちゃ、ギフト、家庭用品、日用品、電子機器、Amazonデバイスなど17万アイテム以上の商品で、35ドル以上購入すればよい。

COVID-19パンデミック以後、ピックアップサービスを利用する顧客は大幅に増えており、ホールフーズ・マーケットのピックアップサービスを利用した顧客の40%以上は初めての利用だった。

グローバルデータリサーチ(Global Data Research)によると、消費者の68%はパンデミックが収束してもカーブサイド・ピックアップを利用すると答えている。

ウォルマートやターゲットの店舗ピックアップ利用者が急増しているので、アマゾンのこの施策はその対抗策であると考えられる。

関連カテゴリー

海外 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧