ウォルマートnews|電気自動運転車による配達でGM傘下クルーズ社と提携
ウォルマート(アーカンソー州ベントンビル、ダグ・マクミロンCEO)は11月10日、GM(ゼネラルモーターズ)傘下の自動運転車を開発する「クルーズ社」と提携して、電気自動運転車による配達サービスをアリゾナ州フェニックス市近郊のスコッツデールで、来年からテスト運行すると発表した。
ウォルマートは、2時間以内の配達サービス「エクスプレス・デリバリー」を今年4月から開始した。現在2800店舗以上でこのサービスを提供しており、アメリカの家庭の65%をカバーしている。
今回のクルーズ社との提携は、「2040年までに再生可能エネルギーを100%使用する」という公約に沿ったものと言える。
同社は、ほかにもフォード社、アルファベット社傘下のウェイモ社などとも提携して自動運転車による配達の実証実験を行っている。
選挙で次期大統領に選出されたバイデン氏は、トランプ大統領が離脱を発表したパリ協定に再加入することを約束しているが、カリフォルニア州では2035年までにガソリン車の新車販売を禁止すると発表している。地球温暖化に対する対策が急務となってきており、各企業もその方向で動き始めている。