ウォルグリーンnews|’21年1Q売上高363億5.7%増/薬卸部門売却で損失

ドラッグストアのウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ステファーノ・ペッシーナCEO兼副会長)は1月7日、2020年11月30日で終了した2021年度の第1四半期決算を発表した。

売上高は363億0700万ドル(1ドル100円換算で3兆6307億円)の前年同期比5.7%増で、為替の影響を除くと5.2%の増加だった。営業損失は4億4000万ドル(440億円)と赤字に転じた。これはアメリソースバーゲンへの出資による15億ドル(1500億円)の損失によるもので、これを除けば、営業利益は13億ドル(1300億円)で、マイナス9.9%だった。純損失は3億0800万ドル(308億円)だった。

米国内小売薬局部門の売上高は271億6300万ドルで、プラス3.9%。既存店売上高は3.7%増加、うち調剤は5.0%増加、小売店舗は0.4%増加した。ヘルスケア情報を提供するIQVIAによると、調剤の市場シェアは30日換算の処方箋数で0.15%減少し20.7%となった。小売店舗では風邪やインフルエンザの減少によるOTC薬販売の減少や美容カテゴリの販売減少が見られた一方で、健康ウェルネスカテゴリーでは伸びが見られた。

国際小売薬局部門の売上高は25億7400万ドルで6.2%減。為替の影響を除くと8.2%の減少で、これはCOVID-19によるブーツUKの売上減少(マイナス11.5%)が主な要因である。それでもイギリスの既存店売上げは2.5%増加した。EC「Boots.com」は前年同期比プラス106%と伸長した。

薬剤卸部門の売上高は71億2500万ドルで18.6%増加し、為替の影響を除くと16.3%増加だった。営業損失は13億ドルで、先述の通り、薬剤卸部門をアメリソースバーゲンへ売却することによる損失である。

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