ウォルグリーンnews|医薬品卸部門を薬剤卸のアメリソースバーゲンに売却
ドラッグストア大手のウォルグリーン・ブーツ・アライアンス(イリノイ州ディアフィールド、ステファーノ・ペッシーナCEO兼副会長)は1月6日、医薬品卸部門「Alliance Healthcare」の大部分を薬剤卸大手のアメリソースバーゲンに約65億ドル(1ドル100円換算で6500億円)で売却すると発表した。売却額の内訳は現金62億7500万ドルおよび株式交換でアメリソースバーゲンの普通株200万株が提供される。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で業績が低迷しているウォルグリーンは、医薬品卸部門を売却することで今後、主力の小売り薬局事業にフォーカスする。また、アメリソースバーゲンとしても欧州市場に強いウォルグリーン・ブーツの医薬品卸部門を傘下に収めることで、グローバルな流通網を構築することができる。
またウォルグリーンはアメリソースが保有するブランドの医薬品やジェネリック医薬品を仕入れる契約を結んでいるが、今回の取り引きで販売契約を3年間延長して2029年までとした。
買収は2021年後半までに完了する予定だ。