ロウズnews|’20年通期決算は24%増収・59%増益/ECは3四半期連続で2倍以上
全米第2位のホームセンター「ロウズ」(ノースカロライナ州ムーアズビル、マーヴィンR.エリソンCEO)が、1月29日に終了した2020年度第4四半期と通期の決算を発表した。
まず第4四半期。売上高は前年同期比26.7%増の203億1100万ドル(1ドル100円換算で2兆0311億円)、営業利益は59.1%増の15億2400万ドル(1524億円)、純利益は92.1%増の9億7800万ドル(978億円)と大幅増収増益だった。既存店売上高は国内で28.6%、全体の既存店は28.1%増加した。eコマースの売上高は121%増加しており、100%以上の増加、つまり前年比2倍以上の伸長は3四半期続いている。
一方、2020年度通期では売上高は前年比24.2%増の895億9700万ドル(8兆9597億円)、営業利益は52.8%増の96億4700万ドル(9647億円)、純利益は36.3%増の58億3500万ドル(5835億円)とこちらも大幅の増収増益だ。
パンデミック禍の巣ごもり需要によって、全部門で売上高が16%以上伸長した。特にプロ・ビジネス用の売上高は第4四半期で20%台半ば、通年では20%増加している。
ロウズは今期、COVID-19関連費用として、主に最前線で働く時給の従業員に対して1億ドル支給した。通年で店舗のアップグレード、サプライチェーンを含むオムニチャネル化費用として約18億ドルを投資した。2021年は20億ドルの設備投資を見込む。
ホーム・デポと同様、ロウズも2020年度の好業績はコロナ特需の影響が大きく、2021年度の業績は未知数だと考えている。
2021年2月1日時点、ロウズは米国国内とカナダに2200店のホームセンターやハードウェアストアを展開している。