クローガーnews|’20年通期売上高8.4%増の1325億ドル・純利益55.8%の増益

アメリカNo.1スーパーマーケットのクローガー(オハイオ州シンシナティ、ロドニー・マクマレンCEO)は2021年1月30日に終了した2020年度の通期決算と第4四半期の業績を発表した。

まず第4四半期。売上高は307億3700万ドル(1ドル100円換算で3兆0737億円)で、前年同期比6.4%増。営業損失は1億5800万ドル(前年度は50万ドルの損失)、純損失7700万ドル(77億円)の赤字だった。EC売上高は118%増加した。

ガソリン販売を除いた既存店売上高は10.6%増だった。第1四半期が19.0%増、第2四半期が13.9%増、3四半期が10.9%と、少しずつ伸び率は下がっているものの、いまだ2ケタの伸びを示している。

一方、通期決算は、売上高が1324億9800万ドル(13兆2498億円)で前年比プラス8.4%、営業利益が3.7%増の27億4700万ドル(2747億円)、純利益はなんと55.8%増の25億8500万ドル(2585億円)と増収増益となった。既存店売上高は、ガソリン販売と撤退部門を除いて14.1%増。EC売上高は116%増と絶好調だ。ネットで注文した商品の店頭受け取りに対応する店舗は2223店、店舗からの宅配に対応する店舗は2472店に増え、クローガーの購買世帯の98%を網羅した。

2019年に39の新ブランドを加えたクローガーのプライベート・ブランド(PB)商品は、262億ドルを売り上げて、過去最高を記録した。そのうち、「シンプル・トゥルース」は2013年1月の発売以来、自然食品・オーガニック食品のPBとして好評を博しており、現在はアイテム数1550以上、年商30億ドル(3000億円)を超えるブランドに成長している。

2月末で、COVI-19のワクチン接種を66.5万人に提供している。また、社員の最低時給を15.50ドル(1550円)に引き上げ、平均時給は20ドル(2000円)以上となった。

2021年度は、外食需要が復活してコロナ特需の影響がかなり減少すると、クローガーは予測している。オンライン購入を好む消費者のライフスタイルは今後も変わらない。しかし、オカドと提携したカスタマー・フルフィルメント・センター開発への莫大な投資効果がどこまで奏効するか。コロナ禍のキャズム期間の思い切った投資は、クローガーの危機感を示している。

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