ロス・ストアーズnews|通期売上高125億ドル(22%減)/純利益95%の大減益

米国のオフプライスストア業態第2位のロス・ストアーズ(カリフォルニア州ダブリン、バーバラ・レントラーCEO)が1月30日に終了した2020年度第4四半期と通期の決算を発表した。

第4四半期の売上高は、42億4967万ドル(1ドル100円換算で4250億円)で前年同期比マイナス3.7%、純利益は2億3798万ドル(237億円)のマイナス47.8%。既存店売上高は6%減少した。

通期では、売上高が125億3157万ドル(1ドル100円換算で1兆2532億円)で前年比マイナス21.9%、純利益は8538万ドル(85億円)のマイナス94.9%で、赤字とはならなかったものの、大幅な減収減益となった。

期末店舗数は1859店舗。

バーバラ・レントラーCEOのコメント。
「第4四半期の売上高は予想を上回りましたが、Covid-19の拡大により客数が減少しました。特に私たちにとって重要な州であるカリフォルニアは、営業時間の制限が非常に厳しいエリアでした。また当四半期の営業利益率は昨年に比べて9.5%減少しました。商品粗利は増加したものの、売上高の減少やサプライチェーンのコスト増加、コロナ関連の経費増加によって相殺されてしまいました

「2021年度に入りましたが、パンデミックと景気回復ペースの見通しは依然、不明瞭なままです。第1四半期の既存店売上高は前年同期より1%~5%減少すると予測しています。しかしワクチン接種や景気回復のための政府の追加政策などにより、消費需要は上がると思うので、年度を通して見れば、既存店売上高も改善していくでしょう。私たちは2021年度中に『Ross Dress for Less』店舗を40店、『dd’s DISCOUNTS』を20店舗の合計60店舗をオープンさせる予定です」

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