ダラーツリーnews|通期売上255億ドル(8.0%増)/2つの新フォーマット好調
ダラーツリー(バージニア州チェサピーク、マイケル・ウィティンスキーCEO)が1月30日で終了した2020年度第4四半期と通期の決算を発表した。
ダラーツリーは2015年に同業態のファミリーダラーと合併した、ダラーストアチェーン第2位の企業だ。
第4四半期の売上高は67億6790万ドル(1ドル100円換算で6768億円)で前年同期比プラス7.2%、営業利益は6億8160万ドル(681億円)でプラス173.3%、純利益は5億0280万ドル(502億円)でプラス308.8%と、今四半期も大幅増収増益となった。既存店売上高は2.4%増加した。
そして通期は売上高は255億0930万ドル(2兆5509億円)で前年同期比プラス8.0%、営業利益は18億8790万ドル(1888億円)でプラス49.6%、純利益は13億4190万ドル(1342億円)でプラス62.3%と好調な結果だった。
マイケル・ウィティンスキーCEOは次のように述べている。
「第4四半期の業績に非常に満足しています。既存店売上高の堅調な増加、粗利益率や経費率のの改善によって達成できました。前四半期に発表した通り、1ドルを超える商品を展開する『Dollar Tree Plus!』コーナーの導入を合計500店舗へ拡張しました。さらに手づくり手芸用品ブランド『Crafter’s Square』の全店舗への展開を完了しました」
「ファミリーダラーでは全国的にインスタカートと提携しており、H2ストア(ファミリーダラー店舗に厳選したダラーツリー商品を投入したコーナーを設置した新フォーマットの店舗)は引き続き好業績を上げています。また、2019年に実験を開始した、ダラーツリーとファミリーダラーの両ブランドを結集した新しいコンビネーションストアのフォーマットの店舗は2020年度中に50カ所近くの小さな町や地方のコミュニティに拡大しました」
このコンビネーションストアは、人口約3000〜4000人の小さなマーケットに展開させているが、同規模のエリアにある他のファミリーダラーストアと比較して、平均20%を超える既存店売上高の伸びを実現している。コンビネーションストアは生産性と粗利益率が高く、店舗費用をより有効に活用できる。H2ストアとコンビネーションストアはどちらもファミリーダラーの新店舗と今後の改装戦略の一部となっていく。