TJXnews|第1Q101億ドル129%増/昨年の臨時閉店の反動で大幅増

米国のオフプライスストア(OPS)業態でトップのTJXCompanies(マサチューセッツ州フレーミングハム、アーニー・ヘルマンCEO)が、5月1日で終了した2022年1月期の第1四半期決算を発表した。オフプライスストアは百貨店や専門店の売れ残り商品を集荷して販売する業態である。

第1四半期の売上高は100億8666万ドル(1ドル100円換算で1兆0087億円)で前年同期比128.8%増。純利益は5億3393万ドル(534億円)で、前年同期は8億8749億ドルの赤字だったので、増益に転じた。

同社では昨年、パンデミックによって約半数の店舗が臨時閉店していたため、その反動で売上げが大幅に増加した。なおコロナによる影響を含まない2019年との対比では、全店ベースで売上高9%増、既存店ベースで16%伸びている。

TJXでは、主にアパレルを取り扱うT.J.Maxx(ヨーロッパとオーストラリアではT.K.Maxx)バナーが1950店、Marshallsバナーが1250店、アウトドア用品のSierra Trading Postが52店、そしてカナダで展開するWinnersが284店。さらにインテリア家具を取り扱うHomeGoods843店とHomesense260店を加えて、合計4639店舗を展開している。

セグメント別の売上高(売上構成比)および、2019年と比較した既存店伸び率は以下の通り。
Marmaxx(T.J.MaxxとMarshallsを合わせた呼称)は、66億4000万ドル(65.8%)で10%増。
米国内のHomeGoodsが21億4200万ドル(21.2%)で、40%増。
TJX Canadaが7億6600万ドル(7.6%)で、9%増。
ヨーロッパとオーストラリアのTJX Internationalが5億3900万ドル(5.3%)で、11%増。

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